インタビュー
ワークマンの“冷感Tシャツ”がヒット連発 累計180万枚超えの次に来るのは?:「-10℃」シリーズ(2/3 ページ)
ワークマンの夏向け新作アイテム「氷撃冷感 -10℃ 半袖Tシャツ」(580円)が売れている。特徴やヒットの要因を聞いた。
マイナス10度の温度差を実現
主な機能としては、触った瞬間にひんやりする「接触冷感」のほか、洗濯後に短時間で乾きやすい「吸水速乾」、屋外でうれしい「UVカット」、におい対策としての「抗菌・消臭」、夜間作業時も安心の「反射材付き」機能の5点となる。冷感性能としては、第三者機関の調査でマイナス10度の温度差を実現しているという。
広報の担当者は「この価格帯でありながら、ワークマンの既存商品と比較しても多くの機能を搭載している。非常にコストパフォーマンスが良い商品」としており、男性を中心に20〜40代まで幅広い層から指示を得ているとのことだ。
最も売れている半袖Tシャツのカラーラインアップは7色で、サイズはS〜3Lまで幅広くそろえている。
熱中症リスクを軽減する新シリーズも
2025年夏向けアイテムとしては、暑熱軽減ウェア「XShelter」シリーズも発売している。こちらは気化冷却、透湿度、肌離れ性(生地が肌に張り付きにくい性質)など、熱を軽減する機能を備えた素材を採用している点が特徴だ。熱中症の4大リスクとされる「気温・湿度・輻射熱・風」に対応する商品だという。
同シリーズは、厚生労働省が2025年6月から職場での熱中症対策を義務化したことを受けて開発された。ワークマンの社内組織「ワークマン快適ワーク研究所」が、日本赤十字看護大学附属災害救護研究所と共同で開発した機能性ウェアになる。この4月に発表したばかりだが、6月時点で既に在庫が少ない店舗も多いとのことだ。
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