インタビュー
化粧品ブランド「SHIRO」なぜ人気? 北海道の“開かれた工場”に年間30万人:あの炎上から6年(1/4 ページ)
ブランド誕生16周年を迎えた化粧品ブランド「SHIRO(シロ)」。北海道砂川市にオープンした新施設「みんなの工場」には年間約30万人が来訪、2025年4月にオープンした韓国初進出の店舗は初日に行列ができた。同ブランドを運営するシロ社の福永敬弘社長に事業戦略を聞いた。
この6月に誕生16周年を迎えた化粧品ブランド「SHIRO(シロ)」。国内外で「フレグランス(香水など)」「スキンケア」「メイク」の3カテゴリーの製品を販売しており、なかでもフレグランスの売り上げが過半数を占める。
自社で企画・製造した製品を直接消費者に販売するD2Cを中心とし、国内28店舗、海外3店舗(台湾、韓国、英国)を展開。ECでは、国内と海外4カ国・1地域(米国、台湾、韓国、中国〈越境EC〉、英国)で販売している。
同ブランドを運営するシロ社(東京都港区)の福永敬弘社長は、「ブランド立ち上げ以降、年平均成長率は約120%で推移しており、女性だけでなく男性にも支持を得ている」と話す。厳選された天然成分や旬の素材を取り入れたスキンケア、強い香りが苦手な人でも使いやすいフレグランスが特徴で、プロダクトアウトのものづくりや廃棄物ゼロを目指す方針も貫く。
2021年6月には、創業の地・北海道砂川市にて、まちづくりプロジェクト「みんなのすながわ」を発足。2023年4月には、同市に工場と観光要素を併せ持つ施設「みんなの工場」をオープンした。
2019年のリブランディング時には炎上も経験したが、売り上げが減るどころか伸び続け、今に至る。なぜ、SHIROは人気なのか。福永社長に取材した。
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