インタビュー
伊藤園は“黒歴史”をそっと塗り替えられる? 炭酸コーヒーが広がりにくい背景(1/4 ページ)
伊藤園では、2年越しのリベンジとして、炭酸コーヒー飲料「FIZZPRESSO(フィズプレッソ)」シリーズを発売した。SNSでは「ここ数年でトップクラスにヤバい」と投稿され話題になったが、新製品はどんな点が改良されたのか。伊藤園に聞いたところ……。
伊藤園では、2年越しのリベンジとして、炭酸コーヒー飲料「FIZZPRESSO(フィズプレッソ)」シリーズを5月26日に発売した。
同社が展開する「TULLY’S COFFEE(タリーズコーヒー)」ブランドの新商品で、ライム風味を加えた有糖の「LIME TONIC(ライムトニック)」と、無糖の「BITTER BLACK(ビターブラック)」の2種類だ。
伊藤園が同市場に初参入したのは2023年5月で、タリーズブランドから「BLACK&SODA GASSATA(ブラックアンドソーダ ガッサータ、以下:ガッサータ)」を発売。ブラックコーヒー市場の“新たな風”として、アラビカ種コーヒー豆を100%使用したエスプレッソコーヒーに炭酸を加えて商品化したが、定着せず早期に販売終了した。
過去には、ネスレやサントリーなどの競合も炭酸コーヒー飲料を発売しているが、いずれも定着せず、販売を終了している。
伊藤園は、失敗が相次ぐ「炭酸コーヒー市場」でリベンジできるのか。同製品の開発を担当したマーケティング本部 コーヒー・エビアン・炭酸ブランドグループ SIV(スペシャリスト)の宮内智明氏に聞いた。
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