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130万台突破の「とろ雪かき氷器」 なぜ今も売れ続けているのか担当者に聞いた(2/4 ページ)

ドウシシャが手掛ける「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」が売れている。10年目を機にフルリニューアルした新モデルの特徴や同社が分析するヒットの要因を聞いた。

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“ふわとろ”かき氷ブームにいち早く対応

 ドウシシャでは、1980年代から40年以上家庭用のかき氷器を手掛けている。現在は、かき氷器全体で10機種展開し、価格帯は1000円台から1万円超までと幅広い。

 とろ雪かき氷器の開発を進めていた2015年頃は、2013年に発売したクラシック形状の電動かき氷器が認知され始めた時期だった。それ以前は本体にキャラクターのイラストが描かれた、どちらかというと子どもがいる家庭向けの商品が主流だったという。価格は2000円台だった。

 そんな中、国内では台湾風かき氷専門店が上陸するなど、“ふわとろ”食感のかき氷に注目が集まりつつあった。そこで、従来の屋台で食べるようなジャリジャリ食感のかき氷だけでなく、ふわとろ食感のかき氷を自宅で楽しめる商品として発売したのが、とろ雪かき氷器だ。


2025年にフルリニューアルしたとろ雪かき氷器。カラーラインアップはブラックとブルーの2色

 大々的なプロモーションは実施していなかったが、かき氷専門店の台頭による世の中のニーズにいち早く対応したことで、初年度の販売台数は10万台を超えた。

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