インタビュー
20分で2500台完売! ケルヒャーの“小型高圧洗浄機”が、日本市場にぴったりの理由(1/5 ページ)
ケルヒャージャパンは手のひらサイズの高圧洗浄機「OC Handy Compact(ハンディエア)」を発売した。クラウドファンディングで即完売し、小型化により収納や携帯性を重視。今後は一般発売とグローバル展開を目指す。
ケルヒャージャパンは、「OC Handy Compact」(通称:ハンディエア、希望小売価格1万3620円)を発売する。同商品は「手のひらサイズ」の高圧洗浄機をコンセプトに、応援購入サービス「Makuake」(限定価格1万2330円)で先行発売したところ、開始20分で2500台が完売するなど話題を集めた。
ケルヒャーといえば大型の高圧洗浄機が主流だが、なぜ小型化したのか。“日本発”の製品の特徴と、開発の背景を聞いた。
ハンディエアは、折りたたむと手のひらに収まるコンパクトな設計が特徴で、重量はわずか780グラムだ。
最大許容圧力は1.5MPa(水道圧の約7.5倍に相当)。電源や水源も不要でペットボトルから給水できるなど、「すぐ使える」手軽さを実現した。充電時間は3時間で、シャワー・エコモード使用時は最大約30分連続使用が可能だ。
「帰るまえに、10秒ケルヒャー。」というキャッチフレーズを掲げ、レジャーやアウトドアなど外出先での手軽な洗浄を提案。自転車や靴、車の部分的な汚れ除去など、高圧洗浄機を使うほどではないシーンでの活用を想定している。
Makuakeのプロジェクトでは、持ち運べるモバイル高圧洗浄機として応援登録者が2万人を超え完売。好調な売れ行きを背景に、同社は一般発売を発表した。
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