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トップでも先陣は切らない AOKIHD副社長に聞く「快活CLUB独り勝ち」の真相(3/3 ページ)

快活CLUBの独り勝ちが止まらない。なぜ、ここまでの快進撃が続いているのか。AOKIホールディングスの照井則男副社長に聞いた。

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喫茶店とは逆発想の「居心地最優先」

――快活CLUBでは居心地の良さにもこだわっていますよね。

 その通りです。われわれは利用者に「長時間利用していただくこと」に価値があります。喫茶店では、客回転率を上げるために快適性をあえて打ち出さないところもあります。しかしわれわれのビジネスモデルでは、利用者が長い時間滞在することがそのまま収益につながります。ですので、個室ブースでは長時間座っても疲れないように、ソファやマット、机の高さまで徹底的に設計しています。そこが一般的な喫茶店との根本的な違いだと考えています。

――今や快活CLUBは、鍵付き完全個室や長時間滞在できるスペースの導入など、従来のインターネットカフェから大きく進化している印象があります。寝泊まりに使う利用者も少なくない一方で、「宿泊施設」ではないことの線引きについてはどうお考えですか。

 われわれはあくまでも「宿泊施設」ではありません。利用者がどう利用するかは自由ですが、われわれの提供スタイルはあくまで「時間貸し」です。6時間や12時間といった形で利用いただき、そのために最適な構造や環境を整えることが基本の考え方です。ですのでホテルのように「1泊」という体系ではなく、あくまで時間単位のサービスになります。

――なるほど。清掃や運営の仕方もホテルとかなり違うということですね。

 そうです。ホテルは宿泊を前提に設計されていますが、われわれは短時間利用を前提にしているため、清掃性や効率性が最優先になります。仕組みの作り方そのものがホテルとは異なっており、完全に別業態だと思っています。

時間単位モデルが生む、ホテルがまねしにくい強み

――カプセルホテルなどでは、予約が入り続けているため、実際の利用がないのに満室扱いになるケースもあります。この予約管理の考え方も違いがあるのでしょうか。

 そうですね。予約をどう受け付けるかは、まだホテルほど汎用化していません。時間貸しという仕組み上、退店と入店がずれると空きがあっても「満席」に見える場合があります。

 われわれの特徴は、時間単位で貸すことを前提にその仕組みを最適化しています。そのため、ホテル業界ではまねしにくい運営システムや人材配置、清掃手順なども含めて独自のノウハウを構築しています。ホテルにはホテルの強みがあり、われわれには時間貸し業態ならではの強みがあります。こうした違いが、ホテル業との差別化につながっていると考えています。

――今年の7月から9月にかけても、13店舗増やす方針です。これはどのような戦略なのでしょうか。

 夏は快活CLUBにとって最も需要が高い時期です。7月から8月にかけて夏休み需要があり、利用指数が最も伸びます。その時期に新規出店を重ねれば、すぐに成果が見込めるため、集中して展開しています。

――今後も出店を積極的に拡大していく方針でしょうか。

 引き続き増やしていきます。2024年は新規で15店舗出店しましたが、その中で一部は閉店やリプレースもしています。つまり単なる積み増しではなく、入れ替えも含めて最適化を図っています。


快活CLUBのセルフフロント

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