コラム
「東急沿線」はなぜ住みたい街に選ばれるの? ランキングで見る“暮らしやすさ”の秘密(4/4 ページ)
「SUUMO住みたい街ランキング」ではJRの駅が上位を占めているが、私鉄という観点から見てみるとどんな結果となるのか?
東急各線の沿線では、もともと街が存在した場所ではその特性を生かし、なかった場所では一から計画を立てて開発が進められてきた。こうして、東急グループが長年にわたり「暮らしやすい場所」を形成してきたことが、他の私鉄と比べて多くの駅がランキング入りしている理由であろう。
鉄道会社が中心となり、暮らしやすい地域を計画的に整備し、実際に住む人々が「この環境から離れたくない」と感じられる場所作りが実現できたこと。それが「東急沿線」が人気を集める最大の要因である。確固たるビジョンを掲げ、それを貫く姿勢が、今日の東急沿線の駅の人気につながっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後を占ってみたい。
「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきた
「年収700万円」ファミリーは、どんなところに住んでいるのでしょうか。データを分析してみました。
サザエさんの家の価値は? 昭和と令和の“間取り”が示す時代の変化
昭和と令和の「間取り」に、どのような違いがあるのか。「サザエさんの家」と「3階建ての家」を比べてみると……。
“迷宮化”が進む新宿駅 人々がまともに歩けるのはいつなのか
行くたびに導線が変わるほど、長期間にわたって工事が行われている新宿駅。その完成はいつになる予定で、どんな姿になるのだろうか?
なぜ日暮里駅は“通過点”の印象が強いのか 1日25万人が利用する駅の静かな現実
複数の路線の接続駅であり、乗降人員も多い日暮里駅。しかし、駅ナカは小さく、利用者数の割には発展していない印象が強い。それは、なぜなのか?
混雑率199%の衝撃 東京メトロ東西線はなぜ「すいている時間がない」のか
東京メトロ東西線は、かなり混雑する路線として知られている。その理由は、一体何なのか……。
駅ナンバリングはなぜバラバラなのか 鉄道会社の“独自ルール”が招く誤解
駅名や路線名をアルファベットと数字で表す「駅ナンバリング」。もともと分かりやすさを重視して導入されたものの、実際はかなりややこしい。それは、なぜなのか?

