コラム
「どんな資格を取ればいいですか?」と普通に聞く高校生 “タイパ志向”の若者たちの思考回路はこうなっている(2/3 ページ)
ちょうど10年前のことだ。ある高校で講義をした。注目したいのは、講義後の高校生の反応だ。質疑タイムでこんな質問をした高校生がいた。
どう答えるべきか?
むろん、資格には上下がある。どうせ取るなら、より上位の資格を取っておいたほうがいいに決まっている。難易度の高い資格のほうが希少価値は上がるし、国際的に通用する資格ならなおいい。逆にコスパという意味では、一発で取れる資格がおすすめと言えるかもしれない。
といった風に、客観的な理屈なら誰でもいくつか挙げられるわけだが、究極的に考えれば「おすすめの資格を教えてください」に対する回答は、次の一択に集約されるだろう。
「それはあなたの目標によります」
将来やりたいこと、やるべきこと、できること。どのアプローチでも構わないが、まずは目的や目標があって、そのために資格を取り、活用する。
資格はあくまで手段であり、資格の取得自体を目的化した上で人生をそこに合わせにいく、という考えは、多くの人にとって違和感があるものだろう。だから10年前、高校の模擬講義でも僕はそう答えた。
「それは君の目標によるよ。あくまでも資格はその目標達成のために活用するものだから」
後ろで見学していた3人の高校教諭は、そろってうなずいていた。が、その高校生は、追加でこう質問をしてきた。
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