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「ワークマンのメンズ防寒ジャンパー」140万点突破 物価高の中で広がった“高額ダウン以外”の選択(3/3 ページ)

本格的な冬を迎える中、ワークマンのメンズ防寒ジャンパーが140万点を突破した。日常使いよりも突発的な寒さ対策への需要が高まる中、手頃な価格と機能性を備えた定番商品が選ばれている背景を探る。

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中綿2倍になった洗えるダウン「ギガパフ」が好調

 本格的な冬を迎えて、好調な売れ行きを見せているのが、「ギガパフフュージョンダウンフーディ」(4900円)だ。前モデルと比べて中綿を2倍に増やし、カジュアル寄りのオーバーサイズデザインに変更。薄手・高断熱という近年のトレンドとは異なる商品だが、厳寒時の使用を想定した設計とした。

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ギガパフフュージョンダウンフーディ
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中わたを2倍にした

 ダウン(羽毛)を使用しながら洗濯機で洗えるほか、針穴サイズの穴が開いても生地が自然に元の状態に戻る「リペアテック」機能を搭載し、羽の吹き出しを防ぐ。長持ちする上に洗えるという実用性が支持される要因だ。

 リニューアル後は街中での利用が増え、カジュアルな日常着として幅広い年齢層が購入している。カラーはグレージュ、クロームイエロー、プルシアンブルー、ブラック、ブラウンオレンジの5色を展開している。

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洗えるダウンとしても人気

 原材料費や物流コストは高騰しているが、なぜワークマンは高品質かつ低価格帯を維持できるのか。背景には、素材自体を大量発注することでコストを下げている点がある。

 ファスナーなどの付属品をさまざまなシリーズで共通化するなど、同じ素材を複数の商品に展開し、部材単位で大量生産することでコストを抑える。こうした取り組みを強化することで、物価高の中でも価格を維持する狙いがある。

 一方で、物流関連の法規制強化の影響もあり、店舗への供給に課題も生じている。今後は、物流面を含めた供給体制の整備を進めていく。同社は、夏は涼しく、秋冬は暖冬から極寒まで対応できるウェアなど、機能面を重視した商品開発を続ける考えだ。

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