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「即レスこそ正義」は危険 “シゴデキ風”上司の仕事が終わらないワケ:「キレイごとナシ」のマネジメント論(5/5 ページ)
この課長は決して仕事が遅いわけではない。「すぐやろう!」が口癖で、何か頼まれると即座に動き出す。それなのに、なぜか仕事が片付かないのだ。
「方針を決める」ことでKPIは絞れる
KPIマネジメントで重要なのは「方針を決める」ことだ。方針とは、どこに重点を置くかという方向性である。
プロ野球で考えてみよう。守り重視か、攻め重視か。機動力野球か、長打力野球か。チームの方針が決まれば、強化すべきポイントが明確になる。ビジネスも同じだ。新規開拓重視か、既存深耕重視か。方針を決めることで、どのKSFにスポットライトを当てるかが決まる。
いろんな課題がある中で、特に重要なものは何か。これを決めることで、
「確かにそれは大事だから、先に着手しよう」
「それも大事だが、今期の方針とは違う。この2つの課題が解決してから着手する」
このように意思決定すれば、「課題がいっぱいで、何から手を付けたらいいか分からない」という状態を避けられるだろう。
日々の仕事の進め方と、目標管理の仕方は、実は同じ思考パターンに支配されている。「問題が山積み」と嘆く前に、自分がLIFO思考に陥っていないか、点検してみてほしい。
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