なぜ、バッグが“じゃらじゃら”になったのか 韓国発「カスタムキーリング」の正体(2/4 ページ)
チャームやチェーンなどをバッグにじゃらじゃらと付ける「じゃら付け」が流行している。そんな中、各地に「カスタムキーリング」の専門店が登場、若い女性が連日来店しているという。自己流の装飾は、なぜ高い人気を得ているのか。
ハイブランドの流行を「一般向け」に展開
辻氏いわく、韓国でカスタムキーリングの流行が始まったのは2024年で、発端はハイブランドが販売した「バッグチャーム」だったという。
「バッグにキーリングを付ける文化が最初に流行したのは、2000年代初頭です。ハイブランドが『バッグチャーム』として展開し、女性から人気を得ていました。その後、2023年にバレンシアガ(スペイン発のラグジュアリーブランド)が新作を発表するなどして、再び流行したんです。そのトレンドを韓国企業がいち早くキャッチして、一般層向けに低価格で販売したのが『カスタムキーリング』です」
調べてみると、バレンシアガでは、2023年10月に発表した2024年春夏コレクションで、チェーンやキーリングがじゃらじゃらと付いた新作バッグ「Rodeo(ロデオ)」を披露していた。ECサイトでは「チャーム&モバイルアクセサリー」として、多くの製品が販売されている。
韓国では、最新のトレンドが集まるソウルの「聖水(ソンス)」に、キーリングブランド「taag(テグ)」の路面店が2024年初めにオープンした。K-POPアイドルもプライベートで利用しているとして話題を集め、若い女性が次々と訪れるようになったそうだ。
「テグを仕掛けたのは、iPhoneケース専門店を韓国で複数展開しているスタートアップです。テグはすぐに流行して、開業から約半年で、月商は約1500万円に達したそうです。その後、2号店を学生街の弘大(ホンデ)にオープンしました」
辻氏は、ソウルで行った市場調査でテグを見つけ、飛び込み営業で日本展開を持ちかけたという。テグ側も、韓国の約2.5倍の人口を抱える日本市場に関心を寄せ、2025年7月に大阪・北堀江で日本初の常設店を開業した。
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