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なぜ、バッグが“じゃらじゃら”になったのか 韓国発「カスタムキーリング」の正体(3/4 ページ)

チャームやチェーンなどをバッグにじゃらじゃらと付ける「じゃら付け」が流行している。そんな中、各地に「カスタムキーリング」の専門店が登場、若い女性が連日来店しているという。自己流の装飾は、なぜ高い人気を得ているのか。

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専門店は若い女性だらけ

 日本展開にあたり、東京ではなく大阪を選んだ理由は、「派手に飾るための製品なので、東京よりも大阪の人の気質やファッションセンスにマッチすると考えたため」だという。おしゃれな街として知られる北堀江は、雑貨店やカフェが立ち並ぶエリアだ。


大阪に開業したテグの日本1号店(イズミック提供、以下同)

 テグが販売するキーチャームは、韓国人デザイナーによるオリジナルデザインで、「Y2K」(2000年頃に流行ったファッションスタイル)や「ユニセックス」のイメージが強いと辻氏は説明した。

 種類は数百にも及び、ハートやリボン、動物モチーフ、アルファベットが印字されたもの、シルバーのチェーンなど。とにかく豊富なデザインを用意して、個性や気分に合わせて唯一無二のキーリングを作れることをウリにしている。


日本で特に人気が高いという「テディベア」のチャーム

 「小さなチャームをじゃらじゃらと5〜6個付けるのが流行のスタイルです。日本だと、シルバーのテディベアのチャームが特に人気がありますね。自己表現の一つとして、バッグに付けて楽しむ人が多いようです」

 顧客層は10〜20代の女性で、友人同士で訪れる人が多い。客単価は約3500円。予約制ではないため、オープン当初は行列が続き、入店人数や滞在時間に制限を設けるほどの反響だったという。その他、ルミネ新宿、伊勢丹 新宿店、渋谷モディなどの商業施設でもポップアップストアを展開。場所によっては、40代くらいまでの幅広い女性が来店するなど好評だった。


宮城県仙台市にオープンした「キム・ジェイク」

 この反響を踏まえ、イズミックでは、オリジナルのキーチャームブランド「KIM JAKE(キム・ジェイク)」 を立ち上げた。2025年12月に、宮城県仙台市に1号店をオープンしている。デザインは、K-POPアイドルの衣装デザイナーであるキム・ジェイク氏が手がけているそうだ。

 「テグと比較すると、キム・ジェイクはより日本市場に特化しています。日本では『推し活』としてキーリングを使いたい方が多いので、推しの色を選べるようにカラー展開を豊富にしています。種類は約1000あり、価格帯はテグと同様です」

 テナントの都合や競合店との兼ね合いなどにより仙台で開業したそうだが、繁華街の近くということもあり、若い女性が多く訪れているという。


新大久保の店舗では「キーボード」のチャームがずらり(筆者撮影、以下同)

完成したキーリングのイメージ

 また、筆者が訪れた新大久保のカスタムキーリング販売店も、平日にもかかわらず、多くの女性であふれていた。女性同士のグループが目立つが、中にはカップルで訪れている人も。同店では「キーボード」のチャームを多く扱っていて、押すと光るタイプもある。見た目のかわいさに加え、「カチャカチャするのがクセになる」として人気を集めているようだ。

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