インタビュー
冬の定番「ニベア」 60年支持され続けるワケは、親子3世代マーケティングにあった(3/5 ページ)
冬の定番として長年支持を得ている「ニベア」、なぜ売れ続けるのか。親子3世代マーケティングからその理由を読み解いていこう。
消費者は「ニベアクリーム」をどう使っているか?
ニベアクリームは顔や身体につけるのが基本だ。競合品に比べて価格も手頃で、今回筆者が調べた範囲では、複数のドラッグストアで大きな「青缶」(169グラム)が500〜600円台、「チューブタイプ」(50グラム)が200円台だった。
消費者はどんな使い方をしているのか。
「高い保湿力を発揮するクリームなので、お客さまのニーズに合わせて、さまざまな部位でご使用いただいています。手や身体の乾燥対策としてはもちろん、顔の保湿ケアに取り入れている方も多いです。例えば、朝は顔に薄めに塗り、夜は厚めに塗ってナイトケアとしてお使いいただいたりしています」
同社としては公式推奨してないが、消費者への聞き取りなど周辺取材では、以下のような使い方がされていた。
- ヘアケア:日中にパサつきや浮き毛(アホ毛)の応急処置として気になる部位に塗る
- シェービングケア:カミソリ負けをふせぐために事前に塗る、剃った後に塗る
- ネイルケア:自分でネイルした時の仕上げとして塗る
これ以外に「お風呂パック」など裏技を駆使する人もいる。メイクを落とした後の顔にニベアクリームを塗り、10分ほどおいて洗い流すという使い方だ。価格の手頃さや一定の信頼感もあり、さまざまな使い方が定着していることが分かる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
倒産寸前なのに年収100万円アップ 売上38億円のV字回復を実現した、山梨のプリント企業の「決断と狙い」
Tシャツなどのオリジナルプリントグッズの製作を展開するフォーカスは2020年のコロナ禍、倒産の危機に陥った。しかし現在はV字回復を果たし、売り上げは約38億円に上る。この5年間、どのような戦いがあったのか?
年商54億円企業を「突然」継いだ兄弟 役員・社員が辞めていく中でも改革を続けたワケ
2023年12月、不動産会社のハタスで衝撃的な事業承継が行われた。当時、20代前半の兄弟が年商54億円の会社を突然継ぐことになったのだ。自分たちなりに改革を進める中で、役員や社員の退職も起こった。それでも改革を続けた2人の経営論を取材した。
SNSでオモチャ化する「謝罪会見」 プルデンシャルは何を読み違えたのか
近年、謝罪会見がSNSでオモチャにされている様子をよく目にする。1月23日に実施された、プルデンシャルの謝罪会見も例外ではない。同社は何を読み間違え、SNSでオモチャとして扱われてしまったのか。
負債2億円から売上35億円へ 「自分の代で潰す」と決めた二代目の“悪あがき”が最強のチームをつくり出すまで
2億円の負債を抱えるかもしれなかった状況で家業を継ぎ、”悪あがき”を重ねて売り上げ35億円を達成した清松総合鐵工。どのような改革を経て、V字回復を実現したのか。
ローソンの車中泊は、単なる「場所貸し」ではない 見落とされがちな体験価値とは
ローソンが実施している「車中泊」サービス、これは単なる「空いている場所を貸す」というビジネスにはとどまらない価値がある。利用者はどのような「価値」を見いだしているのか。
