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【相談】有志の勉強会に来ない新人に低評価をつけたら「パワハラだ」と脅されました。私が間違っていますか?Q&A:これってハラスメント?(1/3 ページ)

職場で起こりがちなトラブルを基に、ハラスメント問題に詳しい佐藤みのり弁護士が詳しく解説します。

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Q&A:これってハラスメント?

職場で起こりがちなトラブルを基に、ハラスメント問題に詳しい佐藤みのり弁護士が詳しく解説します。

Q: ITスタートアップでマネジャーを務める私(30代)は、チームの技術力向上のため、有志による「早朝読書会・勉強会」を週2回開催しています。

 あくまで「自発的な参加」を前提としており、参加を強制したことは一度もありません。しかし、チームのほとんどが参加して切磋琢磨(せっさたくま)する中、一人だけ「プライベートを優先したい」と頑なに参加しない新人がいます。

 私は、彼の権利を尊重して参加は促しませんでしたが、期末の査定において「自己研さんの意欲」や「チームへの貢献姿勢」という項目で、他の参加メンバーよりも低い評価をつけました。実力主義の会社として、努力している人間を高く評価するのは当然だと考えたからです。

 ところが、その新人から「自由参加と言いながら、不参加を理由に低評価を下すのは、実質的な強制であり、パワハラではないか」と法的措置をほのめかされてしまいました。

 そこでご質問です。「自由参加」と銘打った勉強会であっても、その不参加を人事評価に反映させることは、法的に「黙示の指示」とみなされるリスクがありますか?

 また、スキルアップを怠る社員に対して「やる気がない」と評価すること自体が、不当な扱いやパワハラに該当する可能性があるのでしょうか。


「自発的な参加」を前提とした勉強会なのだが……(ゲッティイメージズ、以下同)

佐藤みのり 弁護士

慶應義塾大学法学部政治学科卒業(首席)、同大学院法務研究科修了後、2012年司法試験に合格。複数法律事務所で実務経験を積んだ後、2015年佐藤みのり法律事務所を開設。


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