インタビュー
2000円以上もする「せっけん」なぜ売れる? 売上高23億円、首里石鹸の「安売りしない仕組み」(1/5 ページ)
コロナ禍でも成長を続けた、沖縄県のスキンケアブランド「首里石鹸」。せっけんは1個2000円以上するにもかかわらず、なぜ売れ続けるのか。地方ブランドの「勝ち筋」を取材した。
1兆円規模とされるスキンケア市場で、地方発の新興ブランドが存在感を高めるのは容易ではない。激しい競争の中で、既存ブランドの認知度や価格競争力が高いハードルになるからだ。
そんな中、沖縄発のスキンケアブランド「SuiSavon-首里石鹸-」を展開する首里石鹸(しゅりせっけん、那覇市)が急成長を遂げている。コンセプトは「香りひろがる。記憶よみがえる」。沖縄産の果実や植物の成分をベースにしたハンドメイドせっけんやスキンケア用品は、鮮やかな色と豊かな香りで「沖縄」を想起させる。
2016年に世界遺産・首里城のふもとに1店舗目を出店。その後、東京や大阪など都市部にも展開し、現在は県内外に32店舗を構える。コロナ禍を含めて業績は伸び続け、2024年度の売上高は23億1000万円と初めて20億円の大台を突破。
台湾に海外第1号店の出店も控えるなど、さらなる店舗拡大にも余念がなく、30億円規模に達するのも時間の問題だろう。
観光土産需要への依存度が高い地方ブランドは、数億円規模で成長が頭打ちになる例も少なくない。そんな中、首里石鹸は高品質な商品を「安売りしない」という信条を貫きながら、日常使いの需要も開拓してきた。その戦略について、緒方教介社長に話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「チラッと見て退店」から脱却 月商3倍を生んだ、ボードゲーム店の空間改革
「毎月50万円ほど赤字だった」という沖縄県の繁華街に立地するボードゲーム店、どのようにして月商3倍を実現したのか?
赤字経営から年商2000万円へ 「原価って何?」から始まった革職人の“納得される値上げ”
赤字経営に苦しんだ、沖縄の小さな革工房は「値上げ」によって年商2000万円を実現した。客離れも懸念されたが、どのように乗り越えたのか?
沖縄はなぜファミマが強い? 全国3位の激戦区で「V字回復」を実現した独自戦略
沖縄ファミマが面白い取り組みを次々と展開している。セブンの進出で競争が激化した中で、なぜ首位をキープできているのか?
負債2億円の「町の弁当屋」が年商8億円に 23歳で継いだ2代目社長、何をした?
上間沖縄天ぷら店は、当時2億円の負債を抱えていた。「このままでは半年後に潰れる」という事態だったという。23歳の若さで継いだ2代目社長のさまざまな改革によって、現在の年商は8億円に。町の弁当屋はどのように変わっていったのか?
なぜ、沖縄のプロバスケチームは"日本一"観客を集められるのか
沖縄のプロバスケチーム「琉球ゴールデンキングス」は、日本一観客を集める。離島県で人口も150万人ほどなのに、なぜそんなにも人気があるのか? 運営会社の沖縄バスケットボールの白木享社長に話を聞いた。

