インタビュー
「東京のマンション」を買っているのは誰か 台湾の富裕層が資産を移す理由:人気YouTuberに聞いた(2/6 ページ)
価格高騰が続く東京23区の新築マンション。海外購入者の中で最多となっているのは中国ではなく台湾だった。なぜ台湾の富裕層は日本に資産を移すのか。実体験とデータから、その背景と投資・居住の実像を探る。
都内で新築マンションと戸建ての購入を経験
「東京の不動産が関心を集めていることを日々実感しています」
そう話すのは、YouTubeチャンネル「Benさん日本漫談」を運営する台北在住のベンさん(41)。台湾、米国、日本の大学で学び、卒業後はIT業界でキャリアを重ねてきた人物だ。
日本に10年間住んだ経験をもとに、台湾人に向けて日本の情報を発信している。スタートから約3年でチャンネル登録者数は23万人を超え、特に日本の不動産にまつわる動画が人気を集めている。
ベンさん自身も東京に不動産を所有している。
最初の購入は2020年。表参道駅から徒歩7分の新築マンション(2LDK、約57平方メートル)を、諸経費込みで約1億円で購入した。
当時、日本在住9年目で36歳。「生活基盤が日本にあったので、家賃を払うよりは資産を持ちたいと考えました」と振り返る。
その後、仕事の都合で台湾に帰国することになり、同物件は売却するが、2025年にJR山手線の大塚駅から徒歩6分の場所に、3階建ての戸建て住宅を8750万円で購入した。
当初はマンションを検討したものの、希望する物件は1億5000万円以上のものばかり。セカンドハウスとしてはやや高いと判断し、戸建てを選んだ。
この戸建ては、ベンさんがリタイア後に台北と東京の2拠点生活を思い描いて取得したもので、現在は賃貸に出している。
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