インタビュー
「東京のマンション」を買っているのは誰か 台湾の富裕層が資産を移す理由:人気YouTuberに聞いた(3/6 ページ)
価格高騰が続く東京23区の新築マンション。海外購入者の中で最多となっているのは中国ではなく台湾だった。なぜ台湾の富裕層は日本に資産を移すのか。実体験とデータから、その背景と投資・居住の実像を探る。
台湾人が東京の不動産に注目する4つの理由
なぜ、東京の不動産を選ぶのか。ベンさんは周囲やYouTube視聴者の反応から、大きく4つの理由があると話す。
1つ目は、地政学的リスク。隣国の中国から日常的に圧力を受けている台湾では、資産の一部を海外に分散しようと考える富裕層が一定数いるという。
「皆、リスクとして口にはしますが、明日にも戦争が始まると考えている人は、ほとんどいません。『備えあれば憂いなし』という感覚です」(ベンさん)
2つ目は、台北の不動産と比較した際の圧倒的な「お得感」だ。
「今の台北で新築の3LDKを買おうと思えば、約4000万台湾元、日本円で約2億円以上するのが普通です。それに比べれば、東京の物件はマシなほうです。さらに為替の影響もあり、台湾元で考えると数年前より3割以上安く買える計算になります」
一般財団法人「日本不動産研究所」が実施した、世界各都市の高級マンション価格を比較した調査によると、東京・港区元麻布を100.0とした場合、台北は165.6だった(2025年10月現在)。これはニューヨーク(153.8)や上海(157.1)を上回る数値だ。(参照リンク)
3つ目は、投資先としての魅力だ。
「台北の賃貸物件は利回りが1%程度ですが、東京なら3〜4%は期待できます。インフラが整備され、治安も良い東京は、投資先として安定したメリットを感じます」
そして4つ目が居住目的だ。ベンさん自身もこれに該当する。
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