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コロナ禍で売上4割減からV字回復 「ミンティア」を261億円の過去最高売上に押し上げた戦略(3/4 ページ)

コロナ禍で売上4割減となったミンティアだが、2025年にはV字回復。過去最高の売り上げを達成した。どのような施策で回復させたのか、アサヒグループ食品を取材した。

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機能性に加えて情緒性でも訴求

 機能性だけでなく、生活シーンに根差した情緒性も打ち出す。

 「『+VOiCE レモンジンジャー』は、“声優公認のどタブレット”として発売しました。後味さっぱりのレモンジンジャー味で、のど飴(あめ)を細かく粉砕したのど飴チップと声優に人気の桔梗エキス、ビタミンCを配合しています。のど飴は、のどが痛い時に食べるイメージですが、この商品は “声にうるおい”を訴求する商品として発売。自分の声を大切に、プレゼンなどでいい声を出したいといった前向き訴求の商品です」

 多くの声優が所属する、アイムエンタープライズ社公認という“お墨付き”だ。

 「4月6日には『+FOCUSクリアラムネ』という商品も発売します。こちらは、ぶどう糖92%配合(含水結晶ぶどう糖)ですっきりクリアなラムネ味です」

 「森永ラムネ」(森永製菓)が打ち出している「ブドウ糖補給による集中力アップ」といった市場動向も背景にした商品といえる。菓子よりもサプリを思わせる訴求で、ブランド価値の可能性を広げる取り組みだ。


縦型・大粒のブリーズシリーズ、フレーバーも清涼系から果実系まである(筆者撮影)

「マインドセット」を意識した体験イベント

 2025年4月24日から5月10日までは、ミンティアの体験型イベントとして「日常のなんてこった書店」を、代官山T-SITE(東京都渋谷区)で開催した。店内には「さっき結んだ靴ひもがまた解ける」「カフェWi-Fiのパスワードがやたらと長い……」など、日常で感じる“なんてこった”な小さなストレスを100種類以上展示。

 「書店入り口で配られる『ミンティア』を手にそれらを読みながら、食べてリフレッシュできる体験として訴求しました。なんてこったの一部の内容は、企画連携したTBSラジオさんの5つの番組リスナーから事前に募集しました」

 テレビCMでは伝えられない訴求方法だろう。単なるストレス解消ではなく、「なんてこった」という言葉に置き換えて商品でリフレッシュしてもらう。前向きなマインドセットをサポートする姿勢を示したのだ。


代官山で開催された「日常のなんてこった書店」(画像:アサヒグループ食品プレスリリースより)

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