コラム
Clubhouseの二の舞か? 通話アプリ「POPOPO」の今後を不安視する声が絶えない理由(2/5 ページ)
3月18日に発表された、通話アプリ「POPOPO」だが、SNSの反応を見ていると少々盛り上がりに欠けるような印象を受ける。過去に話題になったサービスと比較しながら、POPOPOの今後を考えてみたい。
Clubhouseの二の舞になってしまわないか?
SNSの反応を見てみると、「著名人のトークを聴いて親密さを覚えた」「夜通し遊んでしまった」といった好意的な声が見られる。その一方で、開始から2週間で「すでに誰も話題にしていない」といった悲観的な見方も少なくない。
音声SNSのClubhouse(クラブハウス)を思い出す声も多々見られる。2020年に招待制で開始したこのサービスは、コロナ禍の「おうち需要」を受けて、日本でも話題になった。しかし人気は長く続かず、他のサービスへとユーザーが移った経緯がある。
POPOPOの成否を考えるうえで、先行者がどう扱われたかは参考になりそうだ。Clubhouseの盛り上がりが一時的だった理由は、ローンチからしばらくは「招待制」で運用されていた点にあると筆者は考えている。
参加にハードルが設けられていると、「人脈を持つ人々のみが許される、特権階級のコミュニティー」だと認識され、潜在的なユーザー候補に「自分たちには関係ない」といった疎外感を与えかねない。
POPOPOについては、当初からユーザーの門戸が開かれているため、こうした懸念は少ない。ただ、プレスリリースに名を連ねた人々を見ると、どこか「著名人の人脈」を活用しているようにも見え、同様の“村社会”を想起させてしまうのではないかと危惧している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
SNSでオモチャ化する「謝罪会見」 プルデンシャルは何を読み違えたのか
近年、謝罪会見がSNSでオモチャにされている様子をよく目にする。1月23日に実施された、プルデンシャルの謝罪会見も例外ではない。同社は何を読み間違え、SNSでオモチャとして扱われてしまったのか。
なか卯の「床に置かれた食器」問題 企業の沈黙が呼ぶ“将来の波紋”
10月下旬、なか卯での「床に置かれた食器」の写真がSNSで拡散された。その後のなか卯の対応が適切だったようには感じない。では、どのような対応が求められるのか?
小学館は「フジテレビの二の舞」になるのか マンガワン炎上で示すべき企業姿勢とは
「マンガワン」をめぐって、さまざまな議論が巻き起こっている。これまでの対応を見ると、かつてのフジテレビの二の舞になる未来も見えてくる。小学館はどのような企業姿勢を示すべきか。
「落とし物DX」で売上15億円 競合だったJR東日本も導入した「find」はどんなサービスなのか
落とし物は誰にとっても身近なトラブルだが、その回収はアナログで非効率なままだった。そんな市場を15億円規模に成長させた「find」とはどんなサービスなのかというと……。
ローソンの車中泊は、単なる「場所貸し」ではない 見落とされがちな体験価値とは
ローソンが実施している「車中泊」サービス、これは単なる「空いている場所を貸す」というビジネスにはとどまらない価値がある。利用者はどのような「価値」を見いだしているのか。
