2015年7月27日以前の記事
検索
連載

「残クレアルファード」の裏側 ディーラーは“どこで何度も稼ぐ”のか高根英幸 「クルマのミライ」(3/5 ページ)

自動車ディーラーでは、残価設定クレジットなどのサービスによって収益を確保している。新車販売だけでは収益が得にくくなったからだ。トヨタのサブスクサービス「KINTO」やカーシェアなど、クルマを使ってもらうビジネスもディーラーの収益に貢献している。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

トヨタが生み出した新しいリース商品

 残クレは、クルマのカスタムなども制約を受けるため、ディーラーでできる範囲のカスタマイズやオプションにとどめるユーザーが多い。つまり、クルマを購入した後にかけるお金もディーラーに注がれる仕組みを構築しているのだ。

 前述のように、カーリースは個人需要がほとんどない分野であったが、トヨタは「KINTO」という個人向けの新しいリース商品を作り出した。最短で1年半ごとにクルマを乗り換えられる、これまでにないスタイルのリース商品で、新車を次々と試せるというメリットをユーザーに提供している。


トヨタのサブスクプラン「KINTO」のWebサイト。さまざまなキャンペーンを実施し、KINTOで契約終了したクルマを中古車としてまた契約できるプランも用意されている(画像:トヨタ)

 ハードウエアのアップデートが可能な車種を用意するなど、KINTOならではのサービスも提供し、従来のリースとは異なる商品に仕立てているのも特徴だ。

 さらにアプリを活用することで、友人や知人とシェアする(共同保有ではなく、あくまで利用日時の確保でしかないが)ことで、負担を軽減し、仲間意識も高まるなど、クルマ利用の新たなカタチを次々と提案している。また、若者にも人気のある旧車のレンタルサービスを追加するなど、サービスを拡大している。

 トヨタ以外のメーカーもサブスクリプション(実態としてはリースだが)による利用プランを用意しているが、トヨタほど充実したプランはなく、利用も限定的のようだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る