連載
「AI職務経歴書」はこう見破った 人事が見落とした“キラキラ経歴”のワナ(2/5 ページ)
AIで経歴書を作る候補者が増えている。AIを使うことで発生する問題は、時々「うそ」が混ざってしまうことである。選考時に、どう見極めるべきなのか?
AIがはびこる採用現場
現在の採用現場では、新卒・中途を問わず、求職者が生成AIを用いて履歴書や職務経歴書を作成することは普通になりつつある。
主要な求人プラットフォームにはAI執筆アシスト機能が標準搭載され、候補者は自らの経歴を断片的に入力するだけで、AIが文章を作り上げる。
このような「AI経歴書」には、AIのうそが含まれたものも多い。
AIは、入力された情報に穴があれば、過去の膨大な学習データから「その文脈において最も確率的に正しいと思われる回答」を推測し、勝手に埋める。前述のコンサルタントへの書き換えのケースは、その典型例だ。
受け手である企業側には、「人事のリテラシー格差」が起きている。AI特有の癖を熟知している担当者は、わずかな違和感からAIのうそを見抜く。一方で、それに気付かず「文章がきれいだから優秀だ」と考えてしまう担当者もいる。
AIのうそに気付けずに採用してしまうと、入社後のミスマッチによる早期離職や、現場の混乱など、企業経営に直結する甚大なリスクとなる可能性がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「あの時気付いていれば……」 モンスター社員を面接で見抜く、たった一つの重要質問
彼らは「嘘をついている」わけではない。ゆがんだレンズを通して世界を見ているため、彼らにとって「正しいこと=周囲が悪であること」という構図は、疑いようのない真実として映っているのだ。
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。
「返信不要」と深夜に部下へチャット……これってハラスメントなんですか?
職場で起こりがちなトラブルを基に、ハラスメント問題に詳しい佐藤みのり弁護士が詳しく解説します。
部下が「もう、仕事が終わったので」と定時より前に帰ろうとします 引き止めたらパワハラに当たりますか?
職場で起こりがちなトラブルを基に、ハラスメント問題に詳しい佐藤みのり弁護士が詳しく解説します。
新人「議事録はAIにやらせました」何がダメなのか? 効率化の思わぬ落とし穴
新人がAIを駆使すれば効率化できる――はずだった。ところが現実は顧客の信頼を失う危険すらある。便利なはずのAIが、なぜ組織のリスクに転じてしまうのか。
