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アサヒ・アスクルを襲った「PC1台の死角」 日本HPが説くセキュリティ投資の真意(3/4 ページ)

2025年後半、ランサムウエアによるサイバー攻撃が、アサヒグループホールディングスやアスクルを襲った。システム障害と業務停止は、PC1台のハッキングが企業の命運を揺るがす事実を、日本中に突きつけた。「エンドポイント」を、いかに死守すべきか。日本HPの岡戸伸樹社長は「セキュリティは経費ではなく投資だ」と断言する。

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NVIDIAやMSも参画 HPが「ハイブリッドAI」の調整役を担う真意

 最近は、クラウドベースのAIに限界を感じている企業も増えている。そのため、インターネットに接続せず、利用者のPCや社内のサーバ上で動く「ローカルAI」に注目が集まっているという。

 クラウド中心のフェーズから、エッジ上での処理を組み合わせた「ハイブリッドAI」 の時代へとシフトを始めている。企業は状況に応じて「クラウドのAI」と「ローカルAI」を使い分ける時代に突入した。

 その状況を受けて、日本HPは「HP ハイブリッドAI 推進コミッティ」を設立した。「日本HPはハードウエアのベンダーですが、その上で動くアプリケーションを開発する企業とも、協業を進めたいと考えています。リーダーシップを担うべく、コミッティを立ち上げました」 

 メンバーにはエヌビディア、インテル、楽天、日本マイクロソフトなどの日本企業が名を連ねている。コミッティというからには、例えば、国際サッカー連盟(FIFA)のような統括団体……つまり、PCの業界標準を作りたいということか。

 岡戸社長は「基準を強制する団体ではなく、安全で持続可能なAI活用モデルを確立するための『会員部会』と思ってください」と説明する。今後、LLM(大規模言語モデル)の規模が拡大すれば、全てをクラウドによって処理するのは現実的ではなくなる。適正なハードウエアの仕様と、Microsoft Copilotなどの生成AIがローカルでスムーズに動く仕組みを、日本HPがハブとなって構築する構えだ。

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