インタビュー
「空調服の次」は“冷やす服” サンコーの「冷蔵服」が累計12.8万台を突破した理由(4/4 ページ)
猛暑が常態化する中、空調服に代わる新たな暑さ対策として「冷やす服」が広がり始めている。サンコーの「冷蔵服」は発売1カ月で2.5万台、累計12.8万台を突破するヒットとなった。その理由を探る。
冷蔵服以外のラインアップ
サンコーは冷蔵服のほかに、今夏2つの冷却ウェアを投入している。
4月27日に発売した「なんでもファン付きウェアにな〜る」(6980円)は、手持ちの服に後付けできるファンベルトだ。指定のユニフォームがあり、ファン一体型の服を着られない現場でも、腰に巻いて裾をクリップで固定するだけで、大風量の風を得られる。
5月15日に発売した「ひんやりファン付きベスト」(9980円)は、水で濡らした給水布に風を当て、気化熱で冷やすベスト型の製品。庭仕事や散歩、アウトドアなど日常使いを想定した軽量設計だ。
冷蔵服がプロ仕様の現場向けであるのに対し、「なんでもファン付きウェアにな〜る」はユニフォームの制約がある現場、「ひんやりファン付きベスト」は日常使いのライト層と、用途に応じてすみ分けている。
同社は今後、省エネと冷却パワーの両立を課題として、長時間稼働できる冷却デバイスの開発を進める。「冷却アイテムを単なる季節家電ではなく、日本の夏を乗り切るためのインフラへと進化させたい」と広報担当者は語る。酷暑が常態化する中、冷却ウェアへの需要はさらに高まりそうだ。
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