2015年7月27日以前の記事
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セルフ給油、実はスタッフが手動で許可していた!? コスモ石油の「AI監視」は消えゆくガソリンスタンドを救うか(1/3 ページ)

従来のセルフ式ガソリンスタンドでは、利用者が給油ノズルを手にした後も、スタッフが安全を確認した上で給油を許可している。この監視業務をAIで支援する取り組みが動き出した。コスモ石油マーケティングとELEMENTSは、AIが給油許可を判断する監視システムを共同開発。背景には、人手不足やサービスステーション数の減少といった業界課題がある。AIはガソリンスタンドの現場をどう変えるのか。

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 セルフ式ガソリンスタンドでの給油シーンを思い出してみてほしい。車の給油口にノズルを差し込み、レバーを握ると給油が始まる――。

 この時、多くの利用者が「自動的に給油が始まる」と考えているのではないか。しかし実際には、スタッフがモニターや目視で安全を確認し、手動で給油許可の操作をしている。

 こうした給油における監視業務の負担を減らすために、AIを活用する取り組みが始まりつつある。コスモ石油マーケティングと、生体認証サービスのELEMENTS(東京都中央区)は、AIが自動的に給油許可を出す監視システム「AiQ PERMISSION」(アイキューパーミッション)を共同開発した。コスモ石油グループの全国のセルフ式ガソリンスタンドへの導入を進めている。

 ガソリンスタンド(サービスステーション、SS)の風景は、これからAIでどう変わっていくのか。

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コスモ石油マーケティング 取締役執行役員 藤本一臣氏(編集部撮影)

セルフ給油、実はスタッフが手動で毎回許可していた!? AIがもたらす変化

 AiQ PERMISSIONでは、AIがSSに設置したカメラの映像を解析し、安全を確認できれば給油を許可する。危険な状況や不適切な行為を検知した場合はアラートを出し、スタッフが最終的な判断をするといった仕組みだ。

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車両レーンに設置されたカメラの映像を基にAIが判定し、リスクがなければ給油許可を出す(出所:ELEMENTSのプレスリリース)

 アラートの対象となるのは、火気の存在、ポリタンクや携行缶への給油といったイレギュラーな行為、複数人での給油、ノズルが安全に挿入されていない――などのケースだ。

 開発の経緯をたどると、石油業界が直面する課題が浮かんでくる。

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