インタビュー
なぜ月額2189円でも選ばれるのか 会員515万人突破、U-NEXTが描く「Netflixと違う道」:サブスクの勝算と限界(3/5 ページ)
動画配信サービスの中で月額2189円と高価格ながら会員数を伸ばすU-NEXT。その理由は、映画やドラマに加え電子書籍やライブ配信などを含む独自の“オールインワン戦略”にある。Netflixとの差別化の行方を追う。
Netflixとどう戦うか
U-NEXTが掲げるのは、Netflixとは根本的に異なるサービスへの転換だ。映像、書籍、音楽、ライブを1つのアプリに集約する「オールインワンエンターテインメント」がその軸になる。
U-NEXT内での電子書籍の利用は毎月伸びており、追加を予定する音楽配信も含めて、1つのアプリに収まれば、Netflixとは異なるサービスになる。「アニメを見て原作の漫画を読み、主題歌が好きになったら音楽を聴く。こうした自然な消費の流れを1つのアプリで使えるサービスは、これまで存在していなかった」(堤氏)
加えて、IP戦略もさらに強化する。2020年8月に文芸、2022年11月に横読みマンガ、2023年10月に縦スクロールコミックを発表し、これまでも自社IPの開発に注力。2026年1月には、横読みマンガと縦スクロールコミックのチームを統合し、IP本部を新設したことで、マンガ出版を起点とした自社IP開発を強化する方針だ。
多額の費用がかかる映像制作に比べると、漫画や小説はより少ないリソースで生み出せる。市場で評価された作品を映像化し、原作の販売や海外展開によって収益化する、日本型のメディアミックス展開に力を入れる。
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