「歯磨き粉みたい」なのに人気拡大 無印も注力するチョコミント、4つの理由(3/5 ページ)
本格的な夏を前に、怒涛の「チョコミント祭り」が始まっている。多様なラインアップを展開する無印良品では、すでに完売や品薄の製品も出ているという。苦手意識が強い人もいるなか、なぜ「チョコミント」は夏の一大ブームになったのか。取材したところ……。
「スースー感強すぎ」 社内でも賛否両論
無印良品では、2023年に板橋区内の店舗(現在は閉店)で、夏季限定フレーバーとしてチョコミントのアイスクリームを発売したことが始まりだった。市場に出回る製品と比較して淡い色味やマイルドな味わいが特徴で、幅広い年齢層から支持を得られたという。
2024年からは規模を広げて本格的な展開を開始。カップのアイス製品「素材を生かしたアイス チョコミント」(320円、当時の価格)を発売した。
すると、発売直後から品切れが続出する人気で、今では通年販売をしている。2025年には「素材を生かしたアイス チョコミント クール(以下、チョコミント クール)」(320円、当時の価格)と「牛乳でつくる チョコミントラテ(以下、チョコミントラテ)」(390円)を追加発売。こちらも想定を超える反響だったという。
「『ミント感がもっとほしい』という声を受け、チョコミント クールはミント感をグッと高めました。結果として、2025年の春夏で『最も売れたフレーバー』になりました(素材を生かしたアイス内で)。チョコミントラテも人気が高く、発売初日は全製品の中で売り上げ1位を獲得しました」(良品計画 食品部冷凍食品担当 小林弥生氏)
ミント度を過去最高に高めたチョコミント クールに対し、開発メンバーからは「スースー感が強すぎる」と反対意見もあったという。しかし、夏らしい爽快感を重視した。チョコレートは通常より大きめにして、口どけよりも食感のアクセントを狙った。
好調の背景には、マーケティング施策の成果もある。例えば、全国の主要店舗で一斉に実施した「試食イベント」は話題を呼び、チョコミント製品の認知向上や売上増につながった。SNS関連の施策も好調で、Web上の口コミで人気が広がった。30〜50代の女性を中心に、幅広い年代から支持を集めたという。
こうした状況から、2026年はラインアップを大幅に増加。なかには、想定を大きく超え、7月末の終売を待たずに完売や品薄になっている製品もあるそうだ。
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