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生成AI「若手有利」は大間違い? ミドル層が勝ち抜くための“力の見せ所”とは(2/3 ページ)
新しいテクノロジーは若い世代のもの──生成AI時代において、この構造が大きく変わろうとしている。つまり、業界に長く向き合ってきたミドル層にとって、大きなチャンスといえる。
生成AI時代、ミドル層が勝ち抜くための“力の見せ所”は?
ここに、構造の反転がある。新しいテクノロジーの登場によって追い風が吹くのは若い世代、というこれまでの通説が覆り、世代を問わず、経験を蓄積した人にこそ追い風が吹く構造転換が起きている。長年かけて業界に向き合ってきた経験そのものが「解くべき課題を見つける力」の源泉になるからだ。
米AnthropicでClaude Codeの開発を率いるBoris Cherny(ボリス・チェルニー)氏は、米Sequoia Capitalのポッドキャストで以下のように述べている。
「会計ソフトを作るのに最適な人物は、現時点でもすでにエンジニアではなく、優秀な会計士かもしれない。優秀な会計士はその領域(ドメイン)を深く理解しているからだ。コーディングは簡単で、難しいのはドメインを理解していること。そして、未来においてはこの傾向はより明白になると思う」
また、筆者が携わるAIやディープテック領域のスタートアップ創業支援の現場でも、同様の構造変化が起きつつある。弊社は、ビジネス経験を持つ人が、大学や研究機関の研究者と出会い、その研究者が持つ技術シーズの事業化に取り組むプログラム「KERNEL EIR LAB」を実施している。そのプログラムに参加している会員の6割が40代以上で、その多くが、これまで培ってきた業界知見を生かして、事業化を推進する立場だ。
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