連載
安いのに“客離れ”が止まらない「かつや」 男性客を遠ざけた、ワンコインの壁とは?(2/4 ページ)
とんかつ・かつ丼チェーン「かつや」で客離れが進んでいる。外食産業では、比較的安いサイゼリヤや日高屋が好調であるにもかかわらず、なぜ同様に安い「かつや」では客が離れているのか。
「かつや」は値上げを繰り返してきた
かつやの客離れは継続的な値上げが要因とみられる。
「カツ丼(梅)」を例として取り上げると、同商品は2022年7月の改定で539円から572円になり、2023年6月には594円となった。2024年は1度目の値上げで616円となり、2度目の値上げで649円になった。
2025年10月の値上げ以降、現在まで682円で提供している。2022年の資料によると、同社の客単価は700円台だった。以降の客単価上昇のペースや1品当たりの価格を参考にすると、現在の客単価は800〜900円台とみられる。
だが、800〜900円台は外食産業の中でも低価格帯だ。過去記事(「餃子の王将」が直面する“客単価1200円の壁” なぜ、売上好調なのに株価が下落しているのか)で解説したように、外食産業では「餃子の王将」や「カレーハウス CoCo壱番屋」など客単価が1200円を超えたチェーンで客離れが顕著だ。
一方、客単価が862円のサイゼリヤや、推定客単価1000円未満の日高屋では客数の増加が続いている。同じく客単価が1000円未満のかつやで、客離れが進んでいるのは異例だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「餃子の王将」が直面する“客単価1200円の壁” なぜ、売上好調なのに株価が下落しているのか
2026年3月期の売上高は過去最高を更新した「餃子の王将」。しかし株価は2600円台まで下落している。
「1200円」の壁で苦戦? 値上げしても好調だった「ココイチ」に変化 2年連続で客数減のワケ
壱番屋が運営する「カレーハウス CoCo壱番屋」の“客離れ”が進んでいる。値上げを繰り返しても好調だったはずが、なぜなのか。
