情シスがされて嫌なこと第1位「丸投げ」 “DXの果て”にたどり着く、シャドーIT、ツール乱立の実態:NTTデータビジネスブレインズの調査(2/2 ページ)
近年、業務効率化やDXを推進するため、営業や人事などの事業部門が独自に新しいツールやSaaSを導入するケースが急増している。情報システム部門は今、どのような課題に直面しているのか。
システムが増えた先に何が起きる? 情シスが抱える負担
シャドーITやシステムの乱立は、アカウント管理以外の課題も生んでいる。「売り上げ」や「顧客」など、部門やシステム間でデータ定義が異なることで、数字のズレを調査するのに時間を取られることが「頻繁にある」とした人は21.5%、「たまにある」は61.0%で、合わせて82.5%だった。
システム導入やデータ連携で各部門(営業・人事など)と調整する際、ストレスを感じることは「情シスに丸投げされること」が52.1%で最も多かった。「ITリテラシーの差」(22.7%)、「各部門で業務が属人化されていること」(14.2%)と続いた。各部門が独自に導入したツールなどでトラブルが起きた際、情シスに丸投げされることが「よくある」は26.8%、「たまにある」は58.1%で、合わせて84.9%だった。
現在の手作業によるデータ連携や修正業務が、今後1〜2年以内に解消される見込みについて尋ねたところ「あまり期待できない」が39.6%、「全くない」が5.2%だった。一方「改善プロジェクトが進行中」とした回答も32.1%に上った。
NTTデータビジネスブレインズは「事業部門は自らが当事者であるというITリテラシーと責任感を持つ必要があり、一方でIT部門も、ガチガチに統制してシャドーITを禁止するだけでなく、事業部門が安全に素早くツールを使えるようなガイドラインや仕組みを整備する『ビジネスパートナー』へと役割を変えていく必要がある」とコメントしている。
調査は4月17〜18日に、全国の情シス実務担当者221人を対象に実施した。
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