「朝のチョコクロがこんなに売れないとは」 サンマルクカフェ社長が明かす、創業以来初のメニュー刷新のワケ:第4次モーニングブームの裏側(3/4 ページ)
外食各社が朝食メニューを相次いで強化している中、「チョコクロ」で知られるサンマルクカフェが、創業以来初となるモーニング・ランチメニューの全面刷新に踏み切った。
モーニングはどのような客層が多いのか
――あさマルクカフェは、どのような利用客が多いですか。
圧倒的に多いのはオフィスワーカーです。ただ、地方の店舗では、年配の方が朝から来店されます。食べ物はあまり一緒に購入されないのですが、毎朝、コーヒーを飲みに来てくださる方がいらっしゃいます。
首都圏のオフィス街では、出勤前に店内でPCを開いて、メールチェックなどの仕事をされている姿をよく見かけます。普段は40〜50代の女性客が多いのですが、朝は男性が約半分を占めます。現在はイートインが中心ですが、いずれはテークアウトしてオフィスで食べていただくような需要も開拓していきたいと考えています。
土日になると、住宅街や駅前の店舗では、平日にはあまり見かけない家族連れがいらっしゃいます。お出かけの前に「バタバタするから朝食はサンマルクで食べていこう」という様子で来店する姿も見かけます。
――あさマルクカフェの価格は390円からと、比較的利用しやすい設定です。
朝の時間帯に関しては、コンビニが競合だと考えています。店舗数では太刀打ちできませんが、お客さまの朝の行動を見ると、コンビニが強いです。
毎日サンマルクカフェに来てほしいという思いもありますが「普段はコンビニだけれど、週に1回はサンマルクカフェで焼き立てのパンを食べる」といった、ご褒美的なポジションもあります。コンビニはベンチマークとして意識しています。
朝をきっかけに、またチョコクロを買いに来ていただければ、年間のLTV(顧客生涯価値)向上にもつながる可能性があると考え、「投資」という意味合いも含めて、390円という低価格メニューも加えました。
朝にクロワッサンを食べたら、昼はホットサンドにしようとか、想起を高めていくのが大事だと思っています。入り口が朝の人もいれば、昼の人もいるので、間口を広げていくのが狙いです。
現在は、外食、中食(総菜や弁当などを買って帰り家で食べること)、内食(家で素材から調理したものを食べること)の境界がなくなってきています。コンビニにもイートインスペースがありますし、スーパーにも買った商品をその場で食べられるエリアがあったり、デリバリーに対応していたりする店舗があります。われわれも店舗利用だけでなく、デリバリーや通販など、さまざまなチャネルを押さえることが重要だと考えています。
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