「寝ホン」はなぜ人気? Ankerとfinalが睡眠用イヤフォンに注力するワケ(3/5 ページ)
「寝ホン」と呼ばれる「睡眠用イヤフォン」の人気が拡大している。Ankerは、ノイズキャンセリングやいびきマスキング機能を搭載して人気を集める。一方、50年以上の歴史を持つオーディオブランドfinalは、入眠に特化した滑らかな音質が支持されている。なぜ、同市場が盛り上がっているのか。
ノイキャン・いびきマスキングを初搭載
2025年9月に発売したA30は、「適応型ノイズキャンセリング」と「いびきマスキング機能」を初搭載した。睡眠時に気になりやすい周囲の生活音や空調音などをノイズキャンセリングで抑え、同居家族のいびきには、検知した音に合わせてマスキング音を自動再生することで、睡眠を妨げる音を気になりにくくする。
また、本体をA20より薄型にすることで、圧迫感や枕との干渉を軽減した。多機能ゆえ、希望小売価格は2万9990円と高額だ。
「うまく市場が開拓できているため、これまでA10やA20を購入いただいた方に、さらなる進化を届けたいと考えました。当然、新規ユーザーへの提案も目的としています」(アンカー・ジャパンの芝原氏)
「主な購入者層は、30〜40代の方です。同居家族の生活音が気になる、健康に投資したい、出張先でも睡眠の質を上げたいなどの理由で選ばれています。購入した方からは、『周囲のいびきなど、睡眠時の音が気にならなくなった』という声が聞かれています」(アンカー・ジャパン 芝原氏)
実際に装着してみると、一般的なイヤフォンと装着感が大きく異なることが分かる。A30は耳の穴にはめた後、耳のくぼみに沿わせるよう左に回して固定する。完全に横向きに寝ても枕と干渉しづらい。
アプリには、入眠時に適したサウンドとして、「眠りにつく物語」「瞑想」「スリープミュージック」「ホワイトノイズ」などを導入。ホワイトノイズとは、幅広い周波数の音が均等に含まれたノイズで、「海の波音」「森の散歩」「雷雨の音」などがある。音声自動オフタイマーや睡眠状態になった際の自動切り替え機能なども備える。
多機能なため操作に戸惑うこともあったが、使いこなせるようになれば、旅行や出張で睡眠環境が変わったときにも効果を発揮するかもしれない。
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