インタビュー
月額550円で採算は取れる? 会員150万人、DMM TVが「まずアニメ→しっかり全体で稼ぐ」戦略:サブスクの勝算と限界(2/5 ページ)
DMM TVが月額550円という低価格で会員を増やしている。武器はアニメ。動画だけで収益を上げるのではなく、マンガやゲームなどDMMの他サービスへ利用を広げる独自の戦略に迫る。
なぜアニメに注力したのか
DMMでは、マンガを売るDMMブックス、キャラクターのオンラインくじを扱うDMMスクラッチ、フィギュアが景品に並ぶオンラインクレーンゲームを展開している。アニメのIPは、多くのサービスとつながる。アニメを起点に、マンガやEC事業も伸ばせるという読みだった。
DMMプレミアム本部経営企画部部長の浅川佳延氏は、「まずはアニメでナンバーワンを取ることが初期からの戦略だった」と振り返る。狙いは実を結び、配信アニメは6600作品以上、新作アニメの見放題作品数は3年連続で業界1位(コミュニケーション科学研究所調べ)となっている。
会員獲得を引っ張ってきたのはアニメだが、直近はオリジナルドラマの強化にも力を入れている。
オリジナルドラマの『幸せカナコの殺し屋生活』や『外道の歌』が総合視聴ランキングで上位に入り、バラエティーでは『大脱出』がサービス開始当初から根強い人気を集めている。「アニメ、オリジナルドラマ、バラエティーの3本柱が大きく寄与している」と浅川氏は説明する。
アニメで土台を築き、その上にオリジナル作品を重ねる。ジャンルやラインアップを充実させ、ヒットが生まれる可能性を高めている。
ただ、これだけのコンテンツを月額550円でそろえて、どうやって事業として成り立たせているのか。
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