月額550円で採算は取れる? 会員150万人、DMM TVが「まずアニメ→しっかり全体で稼ぐ」戦略:サブスクの勝算と限界(1/5 ページ)
DMM TVが月額550円という低価格で会員を増やしている。武器はアニメ。動画だけで収益を上げるのではなく、マンガやゲームなどDMMの他サービスへ利用を広げる独自の戦略に迫る。
サブスクの勝算と限界:
売り切って終わりではなく、毎月収益が積み上がるサブスクモデル。安定収益、顧客データ、囲い込み――企業にとって魅力は多い。一方で、継続率が下がれば一気に苦しくなる側面もある。急拡大したサブスク市場の勝算と限界を読み解く。
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DMM.com(以下、DMM)が提供する有料会員制度の「DMMプレミアム」が会員数を伸ばしている。2022年12月の開始から約3年で、150万人(2025年11月時点)を突破した。その伸びをけん引するのが、動画配信サービスの「DMM TV」だ。Netflixなどが先行する市場で、なぜ後発ながら会員を増やせているのか。
DMMは総合サイト「DMM.com」で、動画やマンガ、ゲーム、英会話など幅広いサービスを展開してきた。登録は無料で、利用者は5146万人(2025年2月時点)に上る。
この基盤を生かして始めたのが、有料の会員制度「DMMプレミアム」と、総合動画配信サービス「DMM TV」だ。プレミアムに登録すると、DMM TVを視聴でき、マンガやゲームなど他のサービスも横断して利用できる。
中核となるDMM TVは、配信本数は22万本以上(2026年7月時点)で、国内作品の見放題数は業界2位(GEM Partners調べ、2026年5月度)に位置する。競合のNetflix(890円〜)、U-NEXT(2189円)と比べると、DMM TVの月額550円はかなり安い部類に入る。
ドラマやバラエティー、映画まで幅広いラインアップをそろえるDMM TVだが、動画配信事業へ参入するにあたり、注力したのはアニメだった。
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