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なぜドンキは外国人客だらけ? 名所より「スーパー」、世界で広がる新たな観光:世界を読み解くニュース・サロン(3/4 ページ)
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」が外国人旅行客でにぎわっているが、このような現象は世界的なトレンドだ。現地のスーパーなどで“異国の日常”を体験したいという旅行者が増えた。何げなく触れている商品が、観光の重要な要素になっている。
旅行者が“現地の暮らし”に魅了される理由
旅行者がこれほどまでに現地の暮らしにひかれるのはなぜか。名所旧跡を巡る普通の観光から、現地の人々と同じ目線でその土地の空気を感じる旅へと、旅の目的がシフトしているからにほかならない。
豪華なホテルや高級レストランよりも、地元のスーパーの明るすぎる照明や、見慣れない食材などに、よりリアルな異文化体験があるということだ。スーパーの店内を巡ることは、現代の旅行者にとって“異国の日常”という未知の世界を冒険するアトラクションそのものなのだ。
こうして並べると、「小売の観光地化」戦略が見えてくる。これまでの店舗運営を大きく変えずに、旅行者の視点に合わせて、既存の商品や店舗の魅力を捉え直す戦略である。
K-Supermarketが変えたのは商品ではなく、店舗情報の掲載先だ。ドンキがやっているのも、免税カウンター整備、多言語対応、インバウンド向けの出店(「新宿東南口別館」など)だが、既存の圧縮陳列と豊富な品ぞろえそのものを、観光体験に変えた。
ヒルトンによる「グロサリーストア・ツーリズム」の公式化、そしてK-Supermarketのトリップアドバイザー登録は、ドンキのビジネスにも理論的な裏付けと、世界的な潮流としての正当性を与える動きだろう。
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