インタビュー
エレコムがトラックボールに仕込んだ工夫 売上1.5倍、「もっと滑ってほしい」にどう応えた?:開発に2年(4/4 ページ)
エレコムのトラックボール「IST PLUS」が好調だ。売り上げは従来モデルの1.5倍。ボールを支える部品を交換できる仕組みを採用し、「もっと滑ってほしい」という声にどう応えたのか。開発に2年を費やした工夫を聞いた。
目指すのは「業界標準」
新たに開発したボールローラーには、好意的な意見が多く寄せられた。一方で「もっと滑ってほしい」という声もあり、同社はさらに滑りを良くする方法がないか、研究を続けている。ソフトウェア面でも、ボール操作をスクロールに使えるようにするなど、より細かなカスタマイズを求める要望が届いている。
想定していなかった反応もあった。自作キーボードのコミュニティのイベントで、トラックボールを備えた自作キーボードに同社の支持ユニットを組み込みたいという要望が寄せられた。「こういった使われ方もあるのかと驚いた」と古畑氏は振り返る。寸法情報を公開できないか、社内で検討を進めている。
9月にはメンテナンスキットを発売する予定で、今後も新しい支持ユニットやアクセサリーを広げていく。
ISTは「Industry Standard of Trackballs」の頭文字を取ったもので、トラックボールの新しい業界標準を目指して名付けられたシリーズだ。エレコムは、マウス全体では国内シェア首位(BCN調べ)に立つ。トラックボールというカテゴリーで、シリーズ名の由来通りの存在になれるか。
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