コラム
ブックオフは店を増やさず、ゲオは増やす 好調な2社の「売り手」の集め方(5/7 ページ)
ブックオフとゲオの業績が好調だ。ともにリユース事業を伸ばしているが、その方法は対照的。ブックオフは店舗を増やさず売り場を広げ、ゲオは出店を拡大してきた。「売り手」の集め方から、両社の戦略の違いを探る。
「レンタル」から「リユース」へ
ゲオの原点はビデオレンタルだ。1986年、創業者の遠藤結城氏が愛知県豊田市にレンタル店を開き、1989年から店舗の屋号に「GEO」を使い始めた。リユースにも早くから取り組み、1990年に中古CDの取り扱いを開始。1993年には古本、2000年には中古ゴルフ用品に手を広げた。
衣料などを扱うリユースショップ「セカンドストリート」の運営会社を完全子会社化して以降、リユース事業を拡大する。2018年には、米国にセカンドストリートの海外1号店を出し、2026年6月末の海外店舗は158店に達している。
一方、祖業のレンタルは縮小が続く。2026年3月期の売上高は251億円で、連結売上高の約5%にとどまる。2027年3月期第1四半期も前年同期比14.5%減と、8四半期続けて前年同期を下回った。
こうした変化は社名にも表れる。同社は10月1日から創業40周年の節目に合わせ、社名を「セカンドリテイリング」に変更する。新社名は英語の「セカンドハンド(中古)」から着想したもので、リユースで世界のトップランナーを目指すとしている。レンタル店として生まれた会社は、40年をかけてリユースの会社に姿を変えた。
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