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「日本のデータ活用は“植民地”状態になる」 ウイングアーク1stが警告、求められる日本企業の「自立」(2/3 ページ)
ウイングアーク1stは新データ基盤「DataTetra」の提供を10月21日から開始している。AIコストの急増やベンダー依存といった課題ん挑む、新たな設計思想とは。
あえて「毎回AIを使わない」発想とは
こうした構造的課題を打破するために開発したのがDataTetraだ。その設計思想の根底にあるのは「AIは何にでも使えばいいというものではない」という考えだ。
DataTetraの特徴の一つが「AIロジック再利用技術」の活用だ。初回にAIが生成した処理ロジックを保持し、2回目以降の同様の処理ではそのロジックを再利用する。これにより、運用時のAIコスト増大を抑える仕組みだ。
例えば、請求書や領収書を読み込む際、未知のフォーマットに対してはAIが処理ロジックを新規生成するが、同じ会社から届く2通目以降の帳票には過去に生成したロジックを再利用する。これにより、処理データ量が増大しても運用コストが跳ね上がらないアーキテクチャを実現した。
また、企業固有のデータをAIが正しく理解するための「セマンティクス」(意味付け)を強化している。AIは一般知識には強いが、社内特有の略称や業務ルール、文脈を知らない。DataTetraでは、データそのものに業務上の意味や用途、鮮度・品質、機密区分といったメタデータを付与し、AIのハルシネーションを抑制する。
同社は、セマンティクスなどの標準化を推進する国際オープン仕様「Apache Ossie」に、国内ベンダーとして初めて参画した。オープン規格に準拠することで、自社技術で囲い込むのではなく、他社基盤との相互運用性や将来のオンプレミス対応を見据えた「ロックインフリー」を徹底する方針だ。
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