高級SUV「BMW X5」が7年ぶりにフルモデルチェンジ+D Style News

» 2007年06月19日 16時18分 公開
[ITmedia]

 ビー・エム・ダブリュー・ジャパンは6月19日、7年ぶりにフルモデルチェンジした高級SUV「BMW X5」を6月21日より販売すると発表した。日本に導入されるモデルは、4.8リッターV型8気筒エンジン(355馬力)を搭載した「X5 4.8i」が963万円、3リッター直列6気筒エンジン(272馬力)の「X5 3.0si」が753万円。

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 1999年に発表された先代X5は、従来のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)よりもオンロード性能をより際立たせた新カテゴリー「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」としてデビューした。新型BMW X5は、電子制御で前後のトラクション配分を行う4輪駆動システム「xDrive」を搭載することで、路面にあわせた素早い駆動力配分が可能となり、荒れた路面などでの走行性能を高めている。

 ステアリングにはサーボトロニック(車速感応式)を標準装備した。車速とステアリング角度に応じてステアリングのギア比を自動でコントロールするもので、高速走行時にはスローで安全な、低速走行時にはクイックなハンドリングができる。

 トランスミッションは、ステップトロニック付き6速ATを採用。シフトレバーには新デザインの電子制御式AT・セレクター・レバーを装備する。シフト操作後にレバーが所定の位置に戻る仕組みで、従来よりコンパクトなシフトユニットを実現し、センターコンソールのユーティリティースペースの拡大にも貢献している。

 全長4860ミリ/全幅1935ミリと、先代モデルに対しそれぞれ187/61ミリのサイズアップを行い、オプションの3列目シートを使えば、最大7人の乗車が可能だ。ラゲッジスペースは5座席仕様で最大620リットルを確保し、2列目のシートをたためば1750リットルになる。

 安全性能に関しては、フロント/サイド・エアバックに加え、カーテン式ヘッド・エアバックを標準装備した。また車体の転覆をセンサーが感知することで、エアバックとシートベルトのテンションを素早く制御し、安全性を高めている。タイヤには同クラスで初(同社)となるランフラット・タイヤを装備した。パンクした際には、最大積載量で最高走行距離約150キロの実力をもつ。

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