フォルクスワーゲン グループ ジャパンは8月26日、市販された歴代「パサート」シリーズの中で最速(同社による)のスポーツワゴン「パサート ヴァリアント R36」を発表した。9月4日より販売を開始する。価格は590万円。
同社ラインアップの中でもハイパフォーマンスなモデルにのみ与えられる“R(Racing)”のモデル名を冠し、「ハイパフォーマンスモデルが少ない輸入ワゴンセグメントに一石を投じる」としている。
エンジンは、「パサートV6 4MOTION」に搭載した3.2リッター直噴式のV型6気筒FSIエンジンをベースに、排気量を3.6リッターにまでアップ。また専用のチューニングも施され、停止から5.8秒で時速100キロまで加速、最高速度は時速250キロの性能を誇る(数値はともにドイツ仕様)。最高出力は299馬力(220kW)、最大トルクは350Nm(35.7kgm)。
組み合わされるトランスミッションは6速DSG。4WDシステム「4MOTION」を搭載したほか、専用のスポーツサスペンションには、ダンパーの減衰力特性やステアリング操舵特性をモード切り替えによって制御できるアダプティブシャシーコントロール「DCC」を採用する。
また走行性能の面だけでなく、内外装や快適装備の充実も図られた。エクステリアにはシルバーフロントグリル、各種エアロパーツ、クロームツインエキゾーストパイプなどが採用され、スタイリッシュでスポーティーな雰囲気に仕上げられている。また235/40R18タイヤに組み合わされる専用アルミホイールの奥からは、ブルーのブレーキキャリパーが顔をのぞかせる。
インテリアにはレザーとアルカンターラのコンビネーションによる専用スポーツシートや、“R”ロゴを配したステアリングホイール/ステンレスペダルクラスターを採用。地上デジタルチューナーを搭載したHDDナビゲーション「RNS 510」や、iPodなどのポータブルデバイスと車を連携させる「MEDIA-IN」、駐車時に便利なガイド機能をもつリヤビューカメラ「Rear Assist」等も標準装備とし、日常の使い勝手を高めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング