秋の上海へ行こう!特集 上海の最新スポットを楽しむ(3/3 ページ)

» 2008年10月27日 09時30分 公開
[ITmedia]
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  • ジャグジーバーで、上海の夜景を独り占め!
ジャグジーバーで、上海の夜景を独り占め!
感動必至の絶景に酔う

 上海の観光では、夜景鑑賞がマストである。そんな上海で今、注目を浴びているもっとも穴場の夜景スポットをご存知だろうか。

 ハイアットグループは、世界中で展開しているラグジュアリーホテルの代名詞。中でも、上海の浦東地区の「グランドハイアット」といえば、「フォーシーズンズ」や「シャングリラ」と並ぶ、外資系高級ホテルの御三家だ。そんなハイアットホテルの2軒目として、外灘(バンド)の北側に2007年にオープンしたのが、5つ星ホテル「ハイアット・オン・ザ・バンド」である。

 周辺にはブランドショップのショッピングエリアなどもなく、正直、やや寂しさすら感じるロケーションに、こつぜんと現れた感のある同ホテルだが、実はその立地こそが実は最大の強みでもある。

 「外資系の5つ星ホテルなんて、ラグジュアリー感と安心感があるだけで、どこへ行ったって同じような印象でおもしろくない」と思っている方にこそ、ぜひこちらのメインバー「VUE BAR」へ訪れてほしい。

ハイアット・オン・ザ・バンド
(左)最上階01 (右)最上階02

 エレベーターから最上階へ昇ると、目の前一面に黄浦江両岸の夜景が広がり、思わず歓声を上げてしまうこと間違いない。そう、ここは、遊覧船に乗らずとも、東方明珠塔や、101階の森ビルの“上海ヒルズ”といった浦東地区の超高層ランドマークタワー、対岸の外灘の河岸のライトアップ、行き交う船までもがパノラマで一望できる贅沢な絶景スポットだったのだ!

バースペースからのパノラマビュー

 2フロアをフルに使った広いバースペースは、こんなに素晴らしいビューポイントで、起業のパーティやファッションショーなどに使われているにもかかわらず、驚くべきかな意外と空いていた。この“穴場感”がまたうれしい。

 店内の螺旋階段を昇り、最上階のロフトからテラスへ出ると、さらにサプライズが!

 円形のジャグジーと、それを囲む広いソファスペース。まるでリゾートホテルのようなつくりであるのに、背後には宝石箱のような上海の夜景が270度のパノラマで広がっている。もちろんジャグジーは水着を着て入ってもOKだそう。

 とはいえ、秋ともなれば夜は肌寒い。風邪を引かないように、着替えを持っていくか、またはこちらのホテルに宿泊してバーを楽しみに行くというのも、グッドチョイスである。

テラスのジャグジーとソファスペース

 筆者がバーを訪れた時は、あいにくのスコールが上がったばかりだったので、誰も入っている客はいなかったが、ジャグジーを囲むソファ席は、カクテルやシャンパンのグラスを片手に、思い思いに上海の夜を楽しむグループやカップルで賑わっていた。こちらの客層も、30代〜40代のアッパークラスか外国人客が多く、+D Style読者世代が落ち着いて楽しめる。夜風に吹かれて、開放感も満点である。

テラスのジャグジーとソファスペース

 ワインセラーを抱え、外資系ホテルならではのアルコールメニューの豊富さ、キャッシュ・オン・デリバリーの会計システムや、店内に備え付けられた大画面のモニターでスポーツ観戦を楽しめるという気軽さも魅力。カクテルで70元〜(約1100円)と、他の高級バーやホテルバーと変わらないプライスで、一緒に行った人がみな感動すること間違いないひとときを手に入れられる。

 都会に忽然と現れた、このシュールなリゾート空間。日本のデザイナー集団が手がけているというこのジャグジーバーは、上海ではまだここだけだそう。予約は受け付けていないそうなので、窓際の席を確実に確保したい時は、サンセットアワーからお早めに訪れることをおすすめしたい!

「VUE BAR」

取材・文/石崎梨枝
編集/似鳥陽子



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