ブラピ3年ぶり来日! 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」をPR+D Style News

» 2009年01月28日 18時32分 公開
[山田祐介,ITmedia]
photo デビッド・フィンチャー監督(左)とブラッド・ピットさん(右)

 2月7日に公開される映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の記者会見が1月28日に都内で行われ、主演のブラッド・ピットさんとデビッド・フィンチャー監督が登場した。

 同映画は、「グレート・ギャツビー」で知られるF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を基にしたもの。年老いた肉体で生まれ、年ごとに若返っていく主人公ベンジャミン(ピットさん)の数奇な運命が描かれている。

 3年ぶりの来日となるピットさんは、冒頭の挨拶で「この作品は、通常の2倍のスタッフと、2倍の時間で作り上げられた。完成して本当にうれしい」とコメント。また、会見中に“家族で楽しめる日本の名所”を報道陣に逆質問するなど、終始リラックスした様子だった。


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photophotophoto 自分にドラマチックな出来事はあったか? という質問にピットさんは「子供が6人いることが、まさにドラマチック」とコメント

 年を取るごとに肉体は若返っていくという特殊な主人公をイメージするため、ピットさんとフィンチャー監督は長い時間を掛けて話し合い、キャラクターを作り上げていったという。「結果的にすばらしいものになったが、それはブラッドのおかげ」と監督が語ると、ピットさんは「この映画が成功したのは、人生のたくさんの“経験”を作品にまとめ上げた監督の功績」と、互いに賞賛。またピットさんは「人生で誰もが経験する、初恋や愛する人の死といったものを、シンプルに、正直に語っている。演技の中で普遍的な人生の段階を“訪ねる”のはとても楽しかったし、その経験は皆さんも共感できると思う」と作品の魅力を語った。

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 初めて台本を見た時にはキャラクターのイメージがわかなかったというピットさんだが、撮影では「彫刻を作るように」何時間も費やされた特殊メイクによって、演じる年齢のイメージが固まっていったという。“撮影を終えて、自身に変化はあったか”という質問には「これまでどんな映画でも、自分に影響を与えてきたよ。役が決まれば、プライベートな時間でも作品について考えて、答えを出していくんだ。特に今回はいろいろなことを考えさせられた。“時間とは何か”“大切な人の存在は自分にとってどんな価値を持っているのか”――そんなことを考えたし、大きな影響を受けたよ」と答えた。

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