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» 2009年02月26日 08時00分 公開

+D Style News:エスプリ漂う革の質感――高級ウォッチバンドメーカー「ジャン・ルソー」が作る革小物を見てきた

高級ウォッチブランドにバンドを提供してきたジャン・ルソーが作る、高品質な革小物。美しく繊細、かつ丈夫なしつらえが求められるバンド作りのノウハウを生かしたコレクションを、実際に見てきました。

[山田祐介,ITmedia]
photo 原皮を仕入れた後、自社でなめしや染色も行うジャン・ルソー。豊富な素材のバリエーションは、いずれも素材疲労などの検査に加え、アレルギーテストもクリアしている

 バッグ、靴、財布――私たちの身の回りにはさまざまな革製品があるが、そのなかでも“腕時計のバンド”は、確かな技術と高い品質が求められる製品ではないだろうか。縫い目ひとつとっても細かく緻密な作業が要求され、肌に触れても違和感のない繊細な仕上げ、汗や摩耗に耐える頑丈さも問われる。

 2006年に日本で本格始動したフランスの高級ストラップメーカー「ジャン・ルソー」では、半世紀の中で磨き上げられたバンド作りのノウハウを生かし、高品位な革小物をラインアップしている。どのコレクションも、なめしから染色に至るまで徹底した自社管理を行いながら、職人がハンドメイドで作り出す一品。これまで日本ではバンドのみを取り扱ってきたが、2008年11月よりオンラインショップでの革小物販売が開始され、エスプリ漂うレザーグッズの数々を気軽に買い求めることが可能になった。

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 ……とはいえ、手作業&高品質とくれば、やはり価格の方は“気軽”というわけにはいかない。創立当時から多くの一流ウォッチブランドにバンドをOEM供給する同社だが、まだまだ日本での知名度は低いし、いきなりネットショップで購入するというのもちょっと冒険だ。やはり最初は、手触りや質感、色の雰囲気などを実際に製品に触れて確かめたい。


photophoto 新作の名刺入れとペンホルダー(バンドは既存のラインアップ)。素材はアリゲーターで、カラーはブラック、ブラウン、グレー、ネイビー、レッド、ホワイトなど、全12色を用意する
photophoto ペンホルダーの内側には「JEAN ROUSSEAU」のロゴ。手に持つと思いのほか軽い(写真左)。上品な色合いとシンプルなデザイン(写真右)

 それができるのが、東京渋谷区にあるブティック「アトリエ・ジャン・ルソー」(ISHIDA青山表参道内)。革小物の新作として発表された“名刺入れ”と“ペンホルダー”の取り扱いが同店でも開始され、その仕上がりを自分の目で確かめることができる。

photo ピエール・トムラン社長

 「ジャン・ルソーの強みは、技術者(職人)とお客様とのコミュニケーションから生まれるサービスです。パリの店では技術者自身がお客様から直接要望を聞き、製品を作っていますが、日本で展開する際にもそのコンセプトを継承したいと思いました」――そう語るのは、ジャン・ルソー(日本)のピエール・トムラン社長。実際、土日を迎えるとアトリエ・ジャン・ルソーには技術者が姿を見せ、本国と同じように時計バンドのオーダーメイドの要望や、製品選びのアドバイスを引き受ける。

 もちろん、こうした技術者は毎週本国から派遣されているわけではない。国内にアトリエを持ち、職人を抱えていることも、同社の大きなポイントだ。多くの製品が国内技術者の手によって作られ、本国と変わらぬクオリティーの革製品を、短期間で作り上げてくれる。今回の新コレクションも、8〜21日間で納品ができるというから驚きだ。


photophoto 東京都内にある同社の工房におじゃました。写真はバンドのステッチを仕上げているところ。バンドのカスタムメイドでは、こうしたステッチのカラー選択も可能。面と裏を別の色にすることもできる

 時計バンドに使われるものと同じアリゲーターを使い、全12色を用意する今回のコレクション、価格は名刺入れが7万8750円、ペンホルダーが1万5750円。腕時計のバンドを購入した場合は、名刺入れとペンホルダーをセットで8万1900円(通常9万4500円)で提供する。


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 写真や言葉だけではなかなか伝わらない革の魅力。自分の目で見、手で触れれば、ブランドに抱く評価や信頼も確かなものとなる。トムラン社長は「今後も同店舗で取り扱う革小物を増やしていきたい」と語っているので、素材・バリエーションの変化も含め、手にとって吟味できるラインアップが増えていくことを期待したい。

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