カシオ、バーゼルで限定“和風”G-SHOCKなど新作発表+D Style News

» 2009年03月27日 10時30分 公開
[永山昌克,ITmedia]

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 世界最大級の時計と宝飾品の見本市「バーゼルワールド2009」が3月26日から4月2日にかけて、スイス・バーゼル市で開催されている。カシオ計算機は、6年ぶりに出展した昨年に続き、今年のバーゼルでも意欲的な新作を発表した。


photophotophoto 世界最大級の時計と宝飾品の見本市「バーゼルワールド2009」

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 まず注目は、耐衝撃タイプ腕時計G-SHOCKの最高峰シリーズ“MR-G(ミスターG)”の特別仕様モデル「MRG-8100G」(57万7500円)だ。昨年発売した電波ソーラームーブメント“タフムーブメント”対応モデル「MRG-8100B」をベースにして、甲冑(かっちゅう)の色彩や匠の美などデザインに日本テイストを取り入れている。

 高品位なケースの造形などMR-Gの特徴を受け継ぎつつ、都市コードリングに18金ピンクゴールドを使用し、文字板のメタルパーツやベゼルビス、サイドプロテクターの溝などには、ピンクゴールド色を採用。さらに、手締めが必要なマイナスビスのベゼルビスや、歪みない平滑面を実現するザラツ研磨などの職人の技術を活用。鍛造チタン製のケースバックには世界限定100本の証としてシリアルナンバーが刻印され、パッケージは赤漆風のカラーリングとなる。7月から販売開始。


photophoto 「MRG-8100G」(左)が紹介されているカシオブースのG-SHOCKコーナー(右)

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 ヨーロピアンテイストの上質なデザインを特徴とする電波ソーラーウォッチ「OCEANUS(オシアナス)」シリーズからは、プレミアムラインの新製品として「OCW-S1250TC」(17万8500円)が発表された。

 昨年発売した薄型モデル「OCW-S1200」は、世界6局のマルチバンド対応や、針位置自動補正機能、ハイブリッドマウント構造などが特徴だったが、今回のOCW-S1250TCは、そのOCW-S1200をベースにしつつ、ブラックを基調とした新デザインを採用する。

 ベゼルには硬質膜コーティング「グレーIP処理」を施し、ベゼルリングにはブラックセラミックを使用することで耐摩耗性を向上。さらに多面鏡面研磨加工によって、セラミックならではの高級な輝きを生んでいる。そのほか、ケース側面からバンド側面に施した「ザラツ研磨」、モノトーンに統一して視認性を高めたフェイスデザイン、ブランドロゴをエンブレムとして鍛造加工した裏蓋など精緻な加工を随所に盛り込んでいる。6月より販売開始。


photophoto 「OCW-S1250TC」(左)が紹介されているカシオブースのOCEANUSコーナー(右)

 アウトドアウオッチ「PROTREK(プロトレック)」からは、最上位に位置する“MANASLU(マナスル)”の特別仕様モデル「PRX-2000YT」(14万7000円)が発表された。4月1日から販売となる新製品「PRX-2000T」がベースとなり、黒を基調とした独自のカラーリングが特徴だ。

photophoto 「PRX-2000YT」(左)カシオブースの「PROTREK」コーナー(右)

 ケースの主要部品やバンドには、耐摩耗性や錆びに強い表面処理「ブラックIP」処理を施したチタン素材を採用。また、バンドの中駒にはローズゴールドIPを、サイドボタンのラインやガラス内側の文字にはオレンジをそれぞれ配している。

 機能的には、方位・高度/気圧・温度計測機能や2層液晶表示、世界6局の電波受信機能「マルチバンド6」、ソーラー充電システム「タフソーラー」などに対応し、ボディは方位・圧力・温度の3種類のセンサーを搭載したアウトドアウオッチとしての世界最薄11.3ミリを実現する。7月より、世界限定で1000個の発売となる。

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