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» 2009年05月26日 15時42分 公開

“スポーツクーペなのにエコ”――VW「シロッコ」が復活

フォルクスワーゲンは、新型クーペ「シロッコ」を発表した。日本では20年ぶりとなるこのクルマの最大の特徴は“スポーツ+エコ”。燃費15.8km/Lと“よく走るのに低燃費”な新しいスポーツクーペに仕上がっている。【初代シロッコの写真を追加】

[吉岡綾乃,ITmedia]

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2009年5月25日、新型スポーツクーペ「シロッコ(scirocco)」を発表。同日から販売を開始した。2グレードあり、いずれも右ハンドル。価格は、1.4リッターエンジン搭載の「シロッコTSI」が392万円、2.0リッターエンジンを搭載した「シロッコ2.0TSI」が447万円。

シロッコとは、初夏にアフリカから地中海を越えてイタリアに吹く暑い南風のこと。ときに砂嵐を伴って吹いてくるのだそう

 シロッコは1974年に初代モデルがデビュー、本モデルが3代目となるスポーツクーペだ。日本での販売は約20年ぶりとなる。目をひくのは、全体的に車体が低く幅が広いデザイン(全高1420mm×全幅1810mm)と、長く伸びたルーフライン。このおかげで後部座席にも余裕があり、大人が4人乗れるクルマになっている。

スポーツカーなのに低燃費

 シロッコのキーワードは「スポーツ&エコ」。フォルクスワーゲンではTSIという独自のツインチャージャーエンジンを開発している(参照記事)。直噴+過給システムで、パワーがありながら低燃費、というのがポイントだ。

 シロッコTSIの1.4リッターエンジンでは、スーパーチャージャーとターボを組み合わせたツインチャージャーで、最高出力118kW(160PS)、最大トルク240Nm(24.5kgm)。上位モデルのシロッコ2.0TSIでは、2.0リッターエンジン+ターボの組み合わせで最高出力147kW(200PS)、最大トルク280Nm(28.6kgm)というパワフルさを実現している。

 実際に試乗してみても、運転席に座ったときの視点の低さ、アクセルを踏んだときにダイレクトに伝わるパワー、レスポンスの良さなど、まさに“スポーツカー”。それでいて、10・15モード走行時の燃費性能を見ると、シロッコTSIが15.8km/L、シロッコ2.0TSIが13.2km/Lと、燃費はかなり良い。イマドキのスポーツクーペとして、パワーと燃費の良さを両立しているのが面白い。

重心が低く、幅が広い印象的なデザイン(左)。先代ゴルフとの比較(右)

1974年にデビューした、初代シロッコ

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンによれば、日本におけるクーペの販売台数は2003年をピークに減少傾向にあるが、その半面輸入クーペのシェアは伸びている。メインターゲットは40〜50代の男性で、販売台数は1年間で2000台が目標としている。

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