フォルクスワーゲンは、コンパクトカー「ポロ」の新モデルをジュネーブモーターショーで公開した。ドイツでは6月の最終週から販売を開始する。
フォルクスワーゲンの新たなデザインDNAに基づいたというエクステリアは、従来より鋭さが強調されたヘッドライトをはじめ、全体的にシャープでスポーティーな印象に仕上げられた。全長は従来より36ミリ長い3952ミリ、全幅も32ミリ増え1682ミリとなったが、全高は1454ミリと13ミリ下げられ、ロー・アンド・ワイドなスタイリングが強調されている。
インテリアは、新型ゴルフのスタイリングをベースにした白色バックライトのインストルメント類や、デジタルの燃料計などで、現代的なデザインにリフレッシュ。センターコンソールはわずかにドライバー側に傾いたレイアウトが採用された。
ボディは衝突安全テスト「EuroNCAP」で5つ星を獲得するように設計され、欧州モデルは、坂道での後退を防ぐヒルホールド機能を備えたESP(エレクトロニックスタビリティプログラム)や、サイドエアバッグを含むエアバックシステム、むち打ち症の危険を軽減するヘッドレスト(フロントシート)などを標準で装備する。
エンジンはガソリン仕様として4タイプ、ディーゼル仕様を3タイプ用意する。ガソリン仕様は、2種類の1.2リッター(60馬力と70馬力)のほか、85馬力の1.4リッター、さらに同社がパフォーマンスに自信を見せる、105馬力の1.2リッター直噴ターボ「TSI」をラインアップした。このTSIは100キロあたり5.5リッター(約18.1km/l)の燃費性能を発揮する。
ディーゼル仕様は1.6リッターターボ「TDI」で、75馬力、90馬力、105馬力の3タイプ。また、低燃費仕様“ブルーモーション バージョン”の90馬力モデルもラインアップに加わる予定で、こちらは100キロあたり3.8リッター(約26.3km/l)という優れた燃費性能を誇る。
さらにジュネーブモーターショーでは、2010年の販売開始を目指したコンセプトモデルとして「ポロ ブルーモーション」も発表された。1.2リッターTDIエンジンにアイドリングストップ機能や回生ブレーキシステムなどのエコ装備を組み合わせ、100キロあたり3.8リッター(約30.3km/l)という驚くべき燃費性能を実現した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング