BMWの最高級セダン「7シリーズ」がフルモデルチェンジ:+D Style News
ビー・エム・ダブリューのラグジュアリー・セダン「7シリーズ」が第5世代にモデルチェンジ。新型サスペンションで快適性を高め、取り回しを向上させる新機能も搭載する。
ビー・エム・ダブリューは3月24日、ラグジュアリー・セダンの最上級モデル「7シリーズ」を発売した。価格は1010万〜1330万円。
ラインアップされるのは「740i」「750i」、ロングホイールベースモデル「740Li」「750Li」の4モデル。新モデルでは、高精度なダイレクトインジェクションシステムにツインターボを組み合わせることで、従来モデルより動力性能を高めながらも、優れた燃費性能を実現。また新型のサスペンションを採用することで、快適性にも磨きをかけた。
740iと740Liは、最大出力が326馬力(240kW)、最大トルク450Nm(45.9kgm)の3リッター直列6気筒エンジンを搭載する。同エンジンは従来モデルに比べて出力を約7%、トルクを約15%向上しつつも、燃費を約12%改善し、CO2排出量を約13%削減した(EUテスト・サイクル)。750iと750Liには、最大出力407馬力(300kW)、最大トルク600Nm(61.2kgm)の4.4リッターV型8気筒エンジンを搭載した。全モデルに6速オートマチックトランスミッションを採用する。
サスペンションシステムには、ダブルウィッシュボーン式のフロントアクスルを同社のセダンとして初めて採用。BMW独自のインテグラル V リア・アクスルも採用する。また704Liと705Liにはリアにエア・サスペンションを採用し、後席の快適性能を高めたという。
また、車両安定化技術であるアクティブステアリングと、速度感応式のリア・アクスル・ステアリングを組み合わせた前後輪統合制御ステアリングシステムを採用。低速域でハンドルを操作すると、前輪と反対側の方向に後輪が切れ、駐車場などでの取り回しを快適にする。
エクステリアは低く長く伸びたサイドビューと、リアの水平なラインが特徴的。インテリアは、機能をシンプルにレイアウトしながらも、柔らかく曲線的なデザインを取り入れることで高級感を演出した。メーターパネルには新開発のブラック・パネル・テクノロジーを採用する。
2010年には、BMW初のハイブリッドモデル「BMW ActiveHybrid」も日本市場に導入される。同モデルは今回発表された750i、750Liに搭載されたエンジンと電気モーターを組み合わせ、運動性能を向上させながらも燃費を15%向上、CO2を約15%削減した。
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