撮影画像をすぐiPhoneでチェック――Eye-Fi「ダイレクトモード」を試す(1/2 ページ)
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無線LAN機能を内蔵したSDメモリーカード「Eye-Fi」に新機能「ダイレクトモード」が追加され、それに対応したiOS/Android用のアプリも公開された。無線LAN環境がなくても、直接カメラの画像を無線でiOS/Android端末に転送することで、撮影画像をすぐにモバイル端末で閲覧できる。
スマートフォンに画像を直接転送できるダイレクトモード
Eye-Fiは、無線LANを内蔵することで、カメラで撮影した画像を無線で転送してPCに保存したり、FlickrやPicasa WebアルバムなどのサービスへアップロードできるSDメモリカードだ。カメラの設定画面からEye-Fiの転送機能をオン/オフできるなど、最近はカメラ側の対応も進んでいる。
利用するためには無線LAN環境が必要なため、従来は自宅や会社などの無線LANアクセスポイントのある場所か、公衆無線LANスポット、あるいはモバイル無線LANルーターなどが必要だった(「Eye-Fi Pro X2」は発売時よりアドホック接続対応)。
今回搭載されたダイレクトモードは、Eye-Fiカード自体が無線LANアクセスポイントの役割を果たすことで、無線LAN環境がない場合でも、撮影した画像をiOS/Androidを搭載したスマートフォンやタブレット、PCなどに直接転送できる機能だ。
アドホック接続では、あらかじめEye-Fiカードに対してアドホックネットワークの設定を施す必要があるが、ダイレクトモードでは、Eye-Fiカードのダイレクトモード機能をオンにして、受信側がそのネットワークに接続すればいいので、設定が簡単になる。
具体的な動作としては次の通り。カメラで撮影をすると、Eye-Fiカードが接続可能な周囲の無線LANアクセスポイント(AP)を検索する。接続できるAPがない場合、Eye-FiカードはSSIDを一時的に公開し、別の無線LAN端末がカード自体に接続できるようにする。Eye-Fiカード自体がAPとして機能し、Eye-Fiカードから直接その端末に画像が転送できるようになる――という流れだ。
その場に無線LAN環境がなくても、画像をスマートフォンやタブレット端末などに直接転送できるので、すぐにそれらの画面で画像を確認したり、スマートフォンなどの3G回線を使って画像をアップロードする、といったことが可能になるというのが大きなメリットだ。
Eye-Fiアプリを設定する
実際に試してみよう。ダイレクトモードを利用するには、「Eye-Fi X2」シリーズのカードが必要だ。既存カードの場合、ファームウェアとPC用ソフト「Eye-Fi Center」のアップデートも行う。Eye-Fi Centerを最新版にアップデートしたら、カード付属のカードリーダーを使ってカードをPCに接続、Eye-Fi Centerからファームウェアアップデートを行う。アップデート自体は、Eye-Fi Center上にアップデートマークが表示されるのでそれをクリックし、画面の指示に従うだけでいい。
アップデートしたら、カードを接続したまま、Eye-Fi Centerでカードの設定画面を開く。「ネットワーク」タブに新たに「ダイレクトモード」タブが追加されているので選択すると、「ダイレクトモードを有効にする」のチェックボックスがあるので、ここにチェックすればいい。
ほかにもカメラ起動後、周囲に無線LANアクセスポイントがない場合、一時的にダイレクトモードにする時間も決められる。また、画像転送後にダイレクトモード状態を維持する時間も設定でき、デフォルトではそれぞれ30秒と1分に設定されている。使ってみた感触では、デフォルトのままでもよさそうな印象だった。
さらに、今度はiOS/Android端末などで、Eye-FiカードのSSIDと暗号化用パスワードを設定する必要がある。これはあらかじめ決められており、しかも変更はできないようだ。変更できない理由は不明だが、他者へ公開しないように注意したほうがいいだろう。
Eye-Fi Center上に表示されたSSIDとパスワードを使い、iOS/Android端末などに無線LANの設定を行うのだが、「今すぐダイレクトモードを起動する」をクリックすると設定しやすい。iOS/Android端末上での無線LANの設定はそれぞれの端末の使い方に従ってほしい。
ここまでの設定が終わったら、続いてiOS/Android用のアプリを手に入れよう。iOS用はApp Store、Android用はAndroid Marketからそれぞれ無料で入手できる。機能としては基本的に同等なので、今回はiOS用Eye-Fiアプリを中心に説明しよう。
Eye-Fiアプリをインストールして起動すると、まずはEye-Fiアカウントへのログインが促される。最初の設定画面は「カードのペアリング」で、Eye-FiカードとiPhoneをペアリングするため、スライドをオフからオンに変更して「次へ」をタッチする。続いて転送するメディアの種類を選択する。写真、動画、RAW画像(これはEye-Fi Pro X2のみ)についてカメラからiOS端末に転送するかどうかを選択する。
「完了」をタッチすると、今までカードに設定されていたPCなどの転送先からiOS端末に変更するかどうかのメッセージが表示されるので、「切り替える」をタッチする。しばらく待つと、再びカードのペアリング画面に戻るので「次へ」をタッチする。するとFAQの画面が表示されるので、「完了」をタッチすればEye-Fiアプリ側の設定は終了だ。
するとiOS端末内のカメラロールの画像がサムネイルで一覧表示される。任意の画像をタッチすれば、通常の写真アプリのように画像を表示できる。右上に表示されるアイコンをタッチすると、画像の選択画面になり、タッチした画像を次々と選択できる。下部の「Share」ボタンをタッチすると、あらかじめEye-Fi Centerで設定していたFlickrなどの画像共有サービス、Eye-Fiが運営する画像共有サービス「Eye-Fi View」、事前に転送設定していたPCへ転送する画面になる。好きな転送先を選んで「Upload Now」にタッチすれば転送が開始される。
設定自体は特に手間もないと思う。ファームウェアのアップデートとEye-Fi Centerの設定さえしておけば、画像や動画の転送自体は簡単だ。
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