新レンズと新型センサーでより高画質に――「RICOH THETA S」発表
リコーイメージングが9月4日、シャッターを押すだけで周囲の全天球イメージを撮影できるユニークなカメラ「RICOH THETA」の上位モデル、「RICOH THETA S」を発表した。新開発のレンズユニットや、従来より大型のイメージセンサーを搭載し、より高画質になったほか、通信速度なども向上し、ライブビュー表示なども可能になっている。価格はオープンプライスだが、実売予想価格は4万円台前半(税込)になる見込み。
RICOH THETA Sは、全天球イメージが簡単に撮影できる「RICOH THETA m15」の上位モデルに相当する製品。新たに開発した開放F値2.0の大口径小型二眼屈曲光学系と、大型イメージセンサーを採用したことで、約1400万画素相当の精細な全天球画像の撮影が可能になった。また、画像処理技術の進化により、暗所での画質もm15から大きく向上。長秒時撮影(バルブ撮影)機能と組み合わせると、夜景などもノイズをおさえて撮影でき、全天球の星景写真も撮影可能だ。
撮影した全天球イメージは、専用Webサイト「theta360.com」にアップして、FacebookやTwitter、Tumblrなどで共有できるほか、Google マップやGoogle+、YouTubeの360°チャンネルにも投稿可能だ。
動画機能は、1920×1080ピクセルのフルHD解像度で、30fps、最長25分を実現。m15の15fps、最大5分と比べて、よりなめらかな全天球動画が長時間撮影可能になった。専用アプリ「RICOH THETA S」内の動画変換ツールを利用して変換処理をすると、つなぎ目のない全天球動画が、スマートフォンやタブレット上でも行える。これまではPCが必要だったので、使い勝手が大きく向上した。
また、THETA Sでは、シリーズで初めて、スマートフォンやタブレットとのWi-Fi接続時のライブビュー表示に対応した。Wi-Fiモジュールが強化され、転送速度が最大約4倍に高速化したことによる恩恵の1つで、静止画撮影時に、全天球表示、もしくはパノラマ表示で設定の反映された写真を確認しながら撮影ができる。
ボディは、カラフルなm15から打って変わってマットなブラックのラバー塗装を採用した。写り込んだ際の存在感が減少している。また設定が一目で確認できるモード表示用LEDや、ボディ側面に配置された静止画/動画切り替えボタンで、操作もしやすくなっている。内蔵メモリが4Gバイトから8Gバイトに倍増し、HDMI(type-D)端子を備えたのも特徴だ。
なお、RICOH THETA Sの本体機能や操作を独自にアレンジして活用できるオリジナルアプリが作成可能なAPIも公開している。
RICOH THETA Sは、外形寸法が幅44×高さ130×奥行き22.9(最薄部17.9)ミリ、重さは約125グラムと、RICOH THETA m15(幅42×高さ129×奥行き22.8(最薄部17.4)ミリ)、重さ約95グラム)と比べるとほんの少し大きくなっているが、並べなければ大きさの違いはほとんど感じない。
専用のアクセサリーとして、本体底面の三脚穴に取り付ける「ストラップ用アタッチメント」や、透明なポリカーボネート製の防滴ケース「Hard Case TH-1」、スロットインタイプの収納ケース「Soft Case TS-1」などが用意されるが、これらははすでに販売中ものだ。
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