タッチパネル搭載の薄型7倍ズームが進化――ニコン「COOLPIX S6100」
ニコンの薄型コンパクトモデル「COOLPIX S6000」の後継機として、撮像素子を1600万画素CCDに強化した「COOLPIX S6100」が登場した。
ニコンは2月9日、薄型コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S6100」を発表した。3月に販売を開始する。価格はオープンで、実売想定価格は2万8000円前後。ボディカラーはスーパーレッド、ノーブルブラック、シャンパンシルバー、グロスピンク。
COOLPIX S6100は、2010年3月に発売されたCOOLPIX S6000の後継モデル。S6000は、広角28ミリからの光学7倍“NIKKOR”ズームレンズ(35ミリ換算28〜196ミリ)を搭載しながら、「世界最薄」(広角側が35ミリ換算30ミリ以下の光学7倍ズーム機として、同社)厚さ25ミリを実現した高倍率スリムモデルだったが、S6100では光学系の主なスペックを継承しつつ、撮像素子の画素数を1420万から1600万に上げ、機能のブラッシュアップを行った。
前述のとおりレンズは光学7倍ズームのNIKKORレンズで、35ミリ換算の焦点距離は28から196ミリ相当。撮像素子は有効画素数1600万画素の1/2.3型CCDだ。画像処理エンジンは高感度対応の「EXPEED C2」で、高感度低ノイズ、モーション検知、レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能、フラッシュ制御を組み合わせた「夜撮りキレイテクノロジー」を搭載し、暗い場所での撮影にも強い。動画撮影には、専用ボタンを用意しており、ワンタッチでステレオ音声付きのHD動画(1280×720ピクセル/約30fps)が撮影可能だ。
背面の3インチ液晶モニターはタッチパネルになっており、画素数は約46万ドット。「タッチシャッター」や「ターゲット追尾」といたタッチパネルを生かした機能を備えるほか、写真に文字を書き込んだり、スタンプを押したりすることもできる。
ボディは世界最薄ではなくなったものの、約97.9×58.0×26.6ミリとコンパクトなサイズに収まっている。重量は約175グラム。
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