レビュー
高速連写や4K動画が堪能できるRXの高倍率ズームモデル――ソニー「RX10 II」(3/3 ページ)
全域F2.8のズームレンズに1型センサーを搭載したソニーのハイエンド機「RX10」。その上位機種にふさわしい性能を備えた「RX10 II」が登場した。さらに強化された電子シャッターと4K動画撮影機能を徹底検証した。
RX10 IIで撮影した作例
広角端と望遠端で。撮影はAUTO。どちらもF5.6、1/800秒でISO100。ソニーらしい誇張しすぎない写り。広角端の周辺部がやや甘いのはしょうが無いとして、ズーム倍率の割にディテールの描写力は高くてよい。
同じく広角端と望遠端でポートレート。AUTOモードで外光の入る明るい室内。広角端はF2.8、1/80秒でISO100、望遠端はF2.8、1/200秒でISO250。少し感度が上がった。
曇天下の屋外で。曇天の割には肌色もちゃんと出ててバランスはよし。
シャッタースピード優先で蝶を。シャッター方式をオートにしたので電子シャッターで撮影された。
アブラゼミを背景を大きくぼかしつつ逆光で。
寝てる猫を地面すれすれのアングルで望遠端で。1/3段のプラス補正をかけたけど、まだちょっとアンダー気味か。
走ってくる急行電車を。行き先のLED表示がきちんと表示されるよう1/250秒で。
広角端でバイクをローアングルで。
かますの塩焼き。顔にピントを合わせて縦位置で狙ってみた。このくらい寄れれば実用性も高し。
プチトマトをマクロで。広角端だと3センチまで寄れる。ISO1000でこれなら十分使えそう。
望遠端で花火撮影。NDフィルタを使ってみた。ケーブルレリーズを使えるのが面白い。
ISO400から感度を上げつつ高感度チェック。ISO3200まではシーンによっては使えそう。
動画作例
4Kで撮影した花火
ひまわりと蝶を4K動画で
猫が獲物を狙ってダイブする瞬間をスローモーションで。エンドトリガーだからこそ狙える瞬間
蝶が蜜を吸う様子をスローモーションで。240fps
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